GitHub Copilot CLI完全ガイド|インストール手順・使い方から料金プランまで【2026年7月版】

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はじめに

「GitHub Copilot CLIを使ってみたいけど、gh copilot suggest を試したらいきなり非推奨(deprecated)の警告が出た…」

「調べても記事によって説明がバラバラで、結局どのコマンドが正しいのか分からない」

実は、この混乱には理由があります。GitHub Copilot CLIは2025年10月に大きな世代交代を経験しており、ネット上の情報が新旧混在した状態になっているのです。本記事では、実際に手元の環境で gh extension install github/gh-copilot の実行から新しい @github/copilot パッケージのインストール・実行まで一次情報として検証し、2026年7月時点の正確な情報をお届けします。

 

GitHub Copilot完全ガイドではエディタ拡張を中心とした全体像を、GitHub Copilotの使い方完全解説ではコード補完やエージェントモードを解説しました。本記事はその中でも検索ニーズが大きいにもかかわらず情報が錯綜している「ターミナルで使うCopilot=Copilot CLI」にフォーカスします。

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この記事で分かること

  • GitHub Copilot CLIとは何か(エディタ版Copilotとの違い)
  • 【重要】旧gh copilot拡張機能が非推奨になった経緯と、現行の新CLIとの関係
  • インストール手順と前提条件(実機検証済み)
  • 主要な使い方と実際のコマンド実行結果
  • 活用シーンと制限事項
  • 料金プランとの関係(Free/Proでも使えるか)
  • Claude Codeなど他のターミナル型AIツールとの位置づけ
  • よくある質問(FAQ)
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こんな人におすすめ

  • ターミナル作業をAIで効率化したい開発者
  • gh copilot suggest を試したらエラーや警告が出て困っている人
  • 複雑なシェルコマンド・Git操作を素早く理解したい人
  • Claude CodeやCodex CLIなど他のターミナル型AIツールと比較検討している人

GitHub Copilot CLIとは

エディタ版Copilotとの違い

GitHub Copilot完全ガイドで解説した通常のGitHub Copilotは、VS CodeやJetBrains IDEに組み込まれるエディタ拡張型のアシスタントです。それに対して GitHub Copilot CLI は、ターミナル(コマンドライン)上で直接動作するAIコーディングエージェントです。

■ 位置づけの違い
エディタ版Copilot
└→ VS Code / JetBrains 上でコード補完・チャット・エージェントモードを実行

Copilot CLI
└→ ターミナルから直接起動し、対話形式・非対話形式でコマンド生成/実行
└→ ファイル編集・シェルコマンド実行・MCPサーバー連携まで可能な「エージェント」

【重要】旧 gh copilot 拡張機能は既に廃止されている

ここが最も誤解されやすいポイントです。2025年9月25日、GitHubは公式ブログで次のように発表しました。

"The gh-copilot extension will be deprecated and stop functioning on October 25, 2025."(gh-copilot拡張機能は2025年10月25日に非推奨となり、動作を停止する)

つまり、gh extension install github/gh-copilot でインストールし gh copilot suggest / gh copilot explain を使う旧方式は、2025年10月25日をもって完全に機能停止済みです。後継として案内されているのが、"a fully agentic AI assistant that provides the full power of Copilot's coding agent locally in your terminal"(ターミナル上でCopilotのコーディングエージェントの全機能をローカルで使える、完全にエージェント化されたAIアシスタント)と説明される、新しい独立パッケージの GitHub Copilot CLI@github/copilot)です。

実際に手元の環境(gh v2.85.0)で検証したところ、以下の通りでした。

$ gh extension install github/gh-copilot
# → インストール自体は成功(v1.2.0がインストールされる)

$ gh copilot suggest "カレントディレクトリ内のファイルをサイズ順に一覧表示する"
The gh-copilot extension has been deprecated in favor of the newer GitHub Copilot CLI.

For more information, visit:
- Copilot CLI: https://github.com/github/copilot-cli
- Deprecation announcement: https://github.blog/changelog/2025-09-25-upcoming-deprecation-of-gh-copilot-cli-extension

No commands will be executed.

gh copilot explain も同じ非推奨メッセージが表示され、どちらのコマンドも一切実行されません。拡張機能自体はまだインストールできる(gh extension list には gh copilot github/gh-copilot v1.2.0 と表示される)ため一見動きそうに見えますが、実体はメッセージを表示するだけのシムになっている状態でした。

したがって、2026年7月時点で「GitHub Copilot CLI」を使うなら、gh の拡張機能としてではなく、独立したパッケージとしてインストールするのが唯一の現行ルートです。


前提条件

項目要件
GitHub Copilotサブスクリプション有効なプランが必要(Free/Pro/Pro+/Business/Enterprise、詳細は後述)
GitHub認証gh auth login 済み、またはCLI初回起動時の copilot login
Node.js(npmでインストールする場合)22以上
PowerShell(Windowsの場合)公式ドキュメントではPowerShell v6以降が必須と明記
OSWindows / macOS / Linux 対応

実機での補足:今回の検証環境ではNode.js v24.12.0がインストール済みで、npm経由のインストール条件は問題なく満たしていました。また gh auth login が既に完了していたため、Copilot CLI側で別途ログイン操作をすることなく、既存のGitHub認証がそのまま利用されました(copilot起動時に自動で認証情報を引き継ぐ仕様と考えられます)。なお検証はGit Bash環境から行いましたが、pwsh(PowerShell 7系)が未インストールの状態でも copilot コマンド自体は問題なく起動・実行できました。公式のPowerShell v6以降という要件がどの処理に厳密に効いてくるかは環境依存の可能性があるため、Windowsで導入する際は念のため公式ドキュメントの最新要件を確認してください。


インストール手順(実機検証済み)

新しいGitHub Copilot CLIは、公式に複数のインストール方法が用意されています。

# npm経由(全OS共通・今回はこの方法で検証)
npm install -g @github/copilot

# Windowsの場合(winget)
winget install GitHub.Copilot

# macOS/Linuxの場合(Homebrew)
brew install --cask copilot-cli

# macOS/Linuxの場合(インストールスクリプト)
curl -fsSL https://gh.io/copilot-install | bash

今回は実際に npm install -g @github/copilot を実行し、以下の通りインストールに成功しました。

$ npm install -g @github/copilot
added 3 packages in 12s

$ copilot --version
GitHub Copilot CLI 1.0.71.
Run 'copilot update' to check for updates.

インストール後、初回は copilot login でGitHub認証を行いますが、前述の通り今回の環境では gh auth login 済みの認証情報がそのまま利用され、追加のログイン操作は不要でした。


主要な使い方と実際の実行結果

Copilot CLIには大きく分けて「対話モード(インタラクティブ)」と「非対話モード(-p/--promptでスクリプト的に実行)」の2種類の使い方があります。

# 対話モードで起動
copilot

# 非対話モードで1回だけ実行して終了
copilot -p "プロンプト内容" --allow-all-tools

実行例①:コマンドを提案してもらう(旧 gh copilot suggest 相当)

「カレントディレクトリ内のファイルをサイズ順に一覧表示する」を実際に依頼した結果です。

$ copilot -p "カレントディレクトリ内のファイルをサイズ順に一覧表示するコマンドを教えてください(実行しないでください、提案のみ)" --deny-tool 'shell'

実際の出力(抜粋)

Windows環境でファイルをサイズ順に一覧表示するコマンドをいくつか提案します:

## PowerShell(推奨)

シンプル版(降順 = 大きい順):
Get-ChildItem -File | Sort-Object Length -Descending

読みやすい形式:
Get-ChildItem -File | Sort-Object -Property Length -Descending | Format-Table Name, @{Name="Size (Bytes)"; Expression={$_.Length}}

注目すべき点として、検証環境がWindowsであることを自動的に認識し、Linux/macOS向けの ls -la ではなくPowerShellの Get-ChildItem ベースのコマンドを提案してきました。実行環境を踏まえた提案をしてくれる点は、単純なテンプレート的な回答ではないことがわかります。

実行例②:コマンドの意味を解説してもらう(旧 gh copilot explain 相当)

$ copilot -p "このコマンドを日本語で説明してください(実行はしないでください): ls -la | grep '^d'" --deny-tool 'shell'

実際の出力(抜粋)

`ls -la | grep '^d'` は以下のように動作します:

**`ls -la`**
- 現在のディレクトリ内のすべてのファイルとフォルダを詳細表示するコマンド
- -l オプション:長いリスト形式
- -a オプション:隠しファイルも含めて表示

**grep '^d'**
- 行頭が d で始まる行のみを抽出

このコマンド全体の実行結果は、現在のディレクトリ内のすべてのディレクトリ(サブフォルダ)のみを詳細表示します。

日本語での質問に対して、日本語で分かりやすく解説が返ってきました。

実行例③:コマンドをそのまま実行してもらう

gh copilotsuggest/explain はコマンドを「提案する」だけでしたが、新しいCopilot CLIは許可すればその場でコマンドを実行するエージェントです。

$ copilot -p "echo hello" --allow-all-tools

実際の出力

実行: PowerShellで echo hello を実行して標準出力を確認する。

● Print hello (shell)
  │ echo hello
  └ 2 lines…

出力: hello

--allow-all-tools(または --yolo / --allow-all)を付けない限り、シェルコマンドの実行前には確認が挟まれます。この確認プロンプトを毎回スキップしたい誘惑がありますが、意図しないコマンドが自動実行されるリスクもあるため、特にファイル削除・強制上書き系のコマンドでは確認を有効にしたまま使うことを推奨します。

主な権限系オプション

--allow-all-tools     # すべてのツール(コマンド実行含む)を確認なしで許可
--allow-tool='shell(git:*)'  # git系コマンドのみ許可
--deny-tool='shell(git push)'  # git pushだけ拒否(allowと併用可)
--allow-all           # --allow-all-tools/--allow-all-paths/--allow-all-urlsをまとめて許可(--yoloと同義)
--add-dir <path>      # アクセスを許可するディレクトリを追加

活用シーン

  • 忘れがちなコマンドのオプションを即座に思い出すfind / awk / sed の複雑な引数など
  • 危険なGit操作を実行前に確認するrebase / cherry-pick / reset --hard などを実行する前に、意味と影響範囲を日本語で確認できる
  • 原因不明のエラーログの解読:エラーメッセージをそのまま貼り付けて調査を依頼できる
  • ちょっとしたスクリプトの自動生成・実行:非対話モード(-p)を使えばCIやシェルスクリプトの中に組み込むことも可能


他のターミナル型AIツールとの位置づけ

ターミナルで動くAIエージェントという意味では、Claude CodeやCodex CLIも同じカテゴリーに位置します。GitHub Copilot CLIは「GitHubアカウント・Copilotサブスクリプションと一体化している」点が大きな特徴で、既にCopilotを契約している開発者にとっては追加コストなしで(AI Creditsの消費はありますが)試せる点が強みです。

GitHub CopilotとClaude Codeの詳細な比較(料金・エージェント機能・チーム機能など9項目)は、GitHub Copilot vs Claude Code|実務目線の徹底比較で扱っていますので、そちらも合わせてご覧ください。


制限事項・料金プランとの関係

AI Creditsを消費する

2026年6月からGitHub Copilot全体が使用量ベース課金(AI Credits)に移行したことはGitHub Copilot完全ガイドでも触れていますが、Copilot CLIも例外なくAI Creditsを消費する機能です。

今回の検証でも、1回のプロンプト実行ごとに以下のようにAI Credits消費量が画面下部に表示されました(消費量はプロンプトの複雑さやモデルによって変動します)。

AI Credits 0.54 (12s)   ← "echo hello"を実行しただけの簡単な例
AI Credits 3.33 (10s)   ← コマンドの解説を依頼した例
AI Credits 2.02 (11s)   ← コマンド提案を依頼した例

Freeプランでも使えるか

公式ドキュメントのプラン比較表には「CLI」という行が独立して掲載されているわけではなく、前提条件としては「有効なGitHub Copilotサブスクリプション」とだけ明記されています。その上で、GitHubのプラン別ヘルプ情報を確認したところ、Copilot CLIはFreeプランを含む全プラン(Free/Pro/Pro+/Business/Enterprise)で利用でき、Freeプランでも月間のAI Credits割り当ての範囲内で使えるとされています。ただし、コード補完のようにクレジット消費なしで使える機能とは異なり、Copilot CLIはチャットやエージェントモードと同様にAI Creditsを消費します。Freeプランは月間の割り当てが少ないため、ヘビーに使うとすぐに上限へ到達する点に注意してください。プラン別の割り当て量や超過時の扱いは、GitHub Copilot完全ガイドの料金プラン一覧も参照してください。

その他の注意点

  • 非対話モードで --allow-all-tools を使う場合、意図しないコマンドが自動実行されるリスクがあるため、本番環境やCIで使う際はツール単位で --allow-tool / --deny-tool を細かく指定するのが安全です
  • gh copilot拡張機能をインストール済みの環境が残っている場合、gh copilot ... を実行しても非推奨メッセージが出るだけで動作しません。gh extension remove gh-copilot で削除し、新しいCLIに置き換えることを推奨します

よくある質問(FAQ)

Q. gh copilot suggest を実行したらエラーではなく「非推奨」というメッセージが出ました。故障でしょうか?

A. 故障ではありません。旧gh copilot拡張機能は2025年10月25日付けで機能停止しており、仕様通りの案内メッセージです。新しい @github/copilotnpm install -g @github/copilot など)をインストールしてください。

Q. Copilot CLIとエディタ版Copilot(VS Code拡張)は別料金ですか?

A. 別料金ではありません。同じGitHub Copilotサブスクリプション(Free/Pro/Pro+/Business/Enterprise)の中でCLIも利用でき、消費されるAI Creditsのプールも共通です。

Q. gh コマンドがなくてもCopilot CLIは使えますか?

A. 使えます。gh の拡張機能ではなく独立したnpmパッケージ(@github/copilot)なので、gh未インストールでも動作します。ただし認証まわりはgh auth loginと連携するケースがあるため、既にghを使っている環境ではスムーズに移行できます。

Q. コマンドを実行せずに提案だけ見たい場合は?

A. --deny-tool 'shell' を付けてプロンプトを実行するか、対話モードで実行確認プロンプトが出た時点で拒否すれば、コマンドは実行されずに提案・説明のみが得られます。

Q. Claude CodeやCodex CLIとどちらを使うべきですか?

A. 既にGitHub Copilotを契約しているなら追加コストの心配なく試せるCopilot CLIが手軽です。ツール選定の詳しい比較軸はGitHub Copilot vs Claude Codeを参照してください。


まとめ

GitHub Copilot CLIは、2025年10月のgh copilot拡張機能の非推奨化を経て、独立したnpmパッケージ(@github/copilot)として生まれ変わった、フルエージェント型のターミナルAIツールです。単純なコマンド提案・解説にとどまらず、許可を与えればファイル編集やコマンド実行までこなす点は、エディタ版Copilotのエージェントモードに近い進化を遂げています。

■ 導入のチェックリスト
□ 有効なGitHub Copilotサブスクリプションがある
□ gh auth login が完了している(または初回に copilot login を実行)
□ npm install -g @github/copilot(またはwinget/Homebrew)でインストール
□ copilot --version でインストール確認
□ 旧 gh copilot 拡張機能が残っていれば gh extension remove gh-copilot で削除

次のステップとして、以下の記事もあわせてご覧ください。

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