はじめに
「GitHub Copilotを使ってみたいけど、どこから始めればいいか分からない…」
プランの選択・GitHubアカウントの設定・VS Code拡張機能のインストール・認証と、手順が複数あるため最初は戸惑いがちです。
この記事の通りに進めれば、15〜20分でGitHub CopilotがVS Code上で動く状態になります。
本記事では、Windows・Mac両対応の手順でGitHub Copilotのセットアップを丁寧に解説します。
この記事で分かること
- GitHubアカウントの作成(未登録の場合)
- Copilotプランの選択・有効化(Freeプランで無料スタート可)
- VS Code拡張機能のインストール
- GitHubアカウントとの認証連携
- 初回動作確認(コード補完・Copilot Chat)
- エージェントモードの有効化
- JetBrains IDEへの導入(オプション)
- よくあるトラブルと解決方法
こんな人におすすめ
- GitHub Copilotを初めてインストールする人
- 無料で試したい人(Freeプランから始める方)
- VS Codeを普段使いしている開発者
前提条件の確認
セットアップを始める前に以下を確認してください。
| 項目 | 要件 |
|---|---|
| OS | Windows 10以降 / macOS 10.15以降 |
| VS Code | 最新版(公式サイトからダウンロード) |
| GitHubアカウント | 無料アカウントでOK(次のStepで作成手順を説明) |
| インターネット接続 | 必須(Copilotはクラウド接続が必要) |
Step 1:GitHubアカウントを作成する(未登録の場合)
既にGitHubアカウントをお持ちの方は Step 2 に進んでください。
- github.com にアクセス
- 「Sign up」をクリック
- メールアドレス・パスワード・ユーザー名を入力
- メールアドレスの確認コードを入力して完了
- プランは「Free」を選択(後から変更可能)
Step 2:Copilotプランを選択・有効化する
Freeプランで試す場合(おすすめ)
GitHubアカウントを作成・ログインするだけで、Copilot Freeが自動的に有効になっています。追加の手続きは不要です。
Freeプランの制限:
- コード補完:月2,000回
- Copilot Chat:月50回
- エージェントモード:利用可(AI Creditsを消費)
Proプラン(/月)に申し込む場合
- GitHubにログインして右上のアイコン → 「Settings」
- 左メニュー「Copilot」をクリック
- 「Start free trial」または「Upgrade to Pro」を選択
- クレジットカード情報を入力して申し込み完了
Tip:まずFreeプランで1〜2週間使ってみて、不満が出たらProに切り替えるのがおすすめです。
Step 3:VS Code拡張機能を確認する
2026年7月時点の最新版VS Codeでは、「GitHub Copilot Chat」がエディタ本体にビルトイン拡張機能として最初から同梱されています。まずは新規インストールが本当に必要かどうかを確認しましょう。
確認手順
- VS Codeを開く
- 画面下部のステータスバーにCopilotアイコンが表示されているか確認する
- アイコンをクリックし、「AI機能を無効にする」のようなメニューが表示されれば、既に組み込み済みで追加作業は不要(そのままStep 4の認証に進んでOK)
Note(仕様変更):以前は「GitHub Copilot」(インライン補完)と「GitHub Copilot Chat」(チャット・エージェントモード)を別々にマーケットプレースからインストールする必要がありましたが、現在は両方の機能が「GitHub Copilot Chat」ひとつに統合され、かつVS Code本体に同梱される仕様に変わっています。単体の「GitHub Copilot」拡張機能はマーケットプレース上で非推奨(Deprecated)表示になっており、
@installedフィルタやcode --list-extensionsコマンドの一覧にもビルトイン拡張機能は表示されません(有効/無効の切り替えのみ可能)。
表示されない場合(古いバージョンのVS Codeなど)
ステータスバーにCopilotアイコンが見当たらない場合のみ、手動インストールが必要です。
- 左サイドバーの「拡張機能」アイコン(または
Ctrl+Shift+X/Cmd+Shift+X)をクリック - 検索ボックスに「
GitHub Copilot Chat」と入力 - 発行元が「GitHub」の拡張機能を選択し、「インストール」ボタンをクリック
Step 4:GitHubアカウントで認証する
GitHub Copilot ChatがVS Code本体にビルトイン化されたことで、認証もCopilot専用のコマンドではなく、VS Code共通のアカウント機能から行う仕様に変わっています。Ctrl+Shift+P → 「GitHub Copilot: Sign In」を試しても該当コマンドが見つからない場合がありますが、これは異常ではありません。
認証手順
- 左下(アクティビティバー下部)の「サインイン」アイコンをクリック
- 「GitHub」を選択してサインインする
- ブラウザが開いてGitHubの認証画面が表示されるので、ログインして「Authorize Visual Studio Code」をクリック
- VS Codeに戻ると「AI機能の使用を開始する」という確認ダイアログが表示される
- GitHubの利用規約・プライバシーに関する声明を確認し、「AI機能を使用する」をクリック
認証完了の確認
VS Codeの右下ステータスバーに GitHub Copilot のアイコン が表示されれば認証成功です。
ステータスバーのアイコン状態:
✓ 通常アイコン → 正常に動作中
✗ × マーク付き → 認証エラー / サービス停止
回転マーク → 処理中Note:Copilot Chatのパネルは、Claude Codeなど他のチャット系拡張機能と同じ「チャット」パネル内にタブとして共存します。同じ場所に複数のタブが並んでいても競合ではなく、VS Codeの仕様通りの表示です。
Step 5:動作確認
コード補完の確認
- ステータスバーのCopilotアイコンをクリックし、パネル内の「インライン提案」が 有効 になっているか確認する(初期状態では無効になっている場合があります)
- VS Codeで新しいファイルを作成(例:
test.py) - 以下のコメントを入力してみてください
# ランダムな6桁の数字を生成する関数- Enterを押すと、斜体の薄い色のテキスト(ゴーストテキスト)でコードが提案されることを確認
Tabキーで提案を確定
Note:手順1の「インライン提案」がオフのままだと、コメントを入力してもいつまでも何も提案されません。うまく提案が出ない場合は、まずこの設定を確認してください。
Copilot Chat の確認
Ctrl+Alt+I(Mac:Cmd+Alt+I)でCopilot Chatを開く- 「こんにちは」と入力して送信
- 日本語で返答があれば正常動作
Step 6:推奨初期設定
エージェントモードを有効化する
1. Ctrl+,(Mac: Cmd+,)で設定を開く
2. 検索ボックスに「chat.agent.enabled」と入力
3. チェックボックスをオンにする有効化後、Copilot Chatパネルに「Agent」タブが追加されます。
日本語で回答を返してもらう設定
Copilot Chatに以下の指示を出すと、以降の会話が日本語になります(毎回設定が必要ではなく、日本語で質問すれば自動的に日本語で返答されます)。
# セッション冒頭に指定する例
日本語で回答してください。コードのコメントも日本語で書いてください。コードの自動補完を一時的にオフにする(任意)
補完が邪魔に感じる場面では一時停止できます。
Ctrl+Shift+P → 「GitHub Copilot: Enable/Disable Completions」.copilotignore ファイルの設定(推奨)
機密情報を含むファイルをCopilotから除外します。
# プロジェクトルートに .copilotignore を作成
.env
.env.local
secrets/
**/credentials/**JetBrains IDEへの導入(オプション)
IntelliJ IDEA・PyCharm・WebStorm等をお使いの方向けです。
インストール手順
- JetBrains IDEを開く
- 「Settings」→「Plugins」→「Marketplace」
- 「GitHub Copilot」を検索してインストール
- IDEを再起動
- 「Tools」→「GitHub Copilot」→「Login to GitHub」で認証
VS Codeと同じGitHubアカウントで認証すれば、同じプランが適用されます。
よくあるトラブルと解決方法
トラブル1:コード補完が表示されない
原因と対処:
確認1: ステータスバーの Copilot アイコンが正常か確認
→ × マーク付きの場合: GitHub認証を再実行
確認2: ファイルの種類が対応しているか確認
→ バイナリファイル・画像ファイルは非対応
確認3: Freeプランの月間上限に達していないか確認
→ GitHub.com の Copilot 設定画面で使用量を確認
対処: Copilot を再起動
→ Ctrl+Shift+P → 「Developer: Reload Window」トラブル2:認証エラーが繰り返される
# VS Code のキャッシュをクリア
# Windows
%APPDATA%\Code\User\globalStorage\github.copilot\ を削除
# Mac
~/.vscode/extensions/ 内の github.copilot フォルダを削除
# 再インストールして再認証トラブル3:エージェントモードのタブが表示されない
確認1: VS Code が最新版か確認(「Help」→「Check for Updates」)
確認2: GitHub Copilot Chat 拡張機能が最新版か確認
確認3: chat.agent.enabled 設定が有効か確認トラブル4:日本語入力中に補完が邪魔になる
設定で補完のトリガーを遅らせる:
1. Ctrl+, → 検索「editor.inlineSuggest.delay」
2. デフォルト値(通常0)を500〜1000ms に変更まとめ
セットアップは以上で完了です。まとめると:
■ セットアップのチェックリスト
□ GitHubアカウント作成・ログイン
□ CopilotプランをFreeで有効化(または有料プランに申込)
□ VS Codeで「GitHub Copilot Chat」が使える状態か確認(ビルトインなら確認のみ、なければインストール)
□ GitHub認証を完了(ステータスバーにアイコン表示を確認)
□ コード補完の動作を確認(グレーのテキストが表示されるか)
□ Copilot Chatの動作を確認(日本語で返答があるか)
□ chat.agent.enabled をオンにしてエージェントモードを有効化次は各機能の詳しい使い方を学びましょう:
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