【GAS】スプレッドシートの行列非表示・表示機能まとめ【サンプルソース付】

GAS開発者向けにスプレッドシートの行列非表示・表示機能をすべてまとめました。

意図的にデータを非表示にしてデータを隠したい場合もあると思います。

ワンクリックで再表示させたい場合はグループ化をオススメしますが、明示的に非表示して再表示させたい場合はぜひご活用ください。

行列非表示・表示に関するメソッドをすべて載せてます。少しでも参考になれば幸いです。

Google Apps Script スプレッドシート基礎リファレンス
シートクラス[Sheet]の行列非表示
シートクラス[Sheet]の行列表示
最後に

Google Apps Script スプレッドシート基礎リファレンス

当ページは、GAS公式リファレンスを元にスプレッドシートの機能毎にまとめた基礎的な内容となっております。

若干、文言がおかしい可能性がありますが、あらかじめご了承ください。

GAS基本メソッドまとめ一覧はコチラ↓↓↓です。スプレッドシートの基本的な機能をまとめてますので、ぜひご活用ください。

【GAS】スプレッドシート基本メソッドまとめ一覧【初心者入門】

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まずは実際に動かしてみることをオススメします。マクロの登録方法は以下を参照いただければと思います。

【GAS】Googleスプレッドシートでマクロの使い方入門【動画付】

Googleの「Google Apps Script」通称GAS。GoogleマップやGメールなど、いろんなGoogle関連のサービスと自由に連携できたり、独自のWebアプリを開発することもできる、いろんな可能性を秘めたワクワクの...

GASの本はまだまだ少ないですね。基礎レベルであれば、以下の参考書が初心者にはベストの本です。

基本的な仕様やよく使われる機能の設定方法がまとまっています。

リンク

※JavaScriptの知識が既にある程度ある人にとっては冗長かもしれません。

シートクラス[Sheet]の行列非表示

シートの行と列の非表示メソッドです。

行の非表示[hideRow(行範囲)]

hideRow(row)
与えられた範囲の行を隠します。

function hideRowSample() {
  var ss = SpreadsheetApp.getActiveSpreadsheet();
  var sheet = ss.getSheets()[0];

  // これは最初の行を隠します
  var range = sheet.getRange("A1");
  sheet.hideRow(range);
}

Parameters
名前	タイプ	説明
row	Range	非表示にする行範囲。

列の非表示[hideColumn(列範囲)]

hideColumn(column)
与えられた範囲の列を隠します。

function hideColumnSample() {
  var ss = SpreadsheetApp.getActiveSpreadsheet();
  var sheet = ss.getSheets()[0];

  // これは最初の列を隠します
  var range = sheet.getRange("A1");
  sheet.hideColumn(range);
}

Parameters
名前	タイプ	説明
column	Range	非表示にする列範囲。

行の非表示[hideRows(行インデックス)]

hideRows(rowIndex)
与えられたインデックスの行を隠します。

function hideRowsSample() {
  var ss = SpreadsheetApp.getActiveSpreadsheet();
  var sheet = ss.getSheets()[0];
  // 最初の行を隠す
  sheet.hideRows(1);
}

Parameters
名前	タイプ	説明
rowIndex	Integer	非表示にする行のインデックス。

列の非表示[hideColumns(列インデックス)]

hideColumns(columnIndex)
与えられたインデックスの列を隠します。

function hideColumnsSample() {
  var ss = SpreadsheetApp.getActiveSpreadsheet();
  var sheet = ss.getSheets()[0];
  // 最初の列を隠す
  sheet.hideColumns(1);
}

Parameters
名前	タイプ	説明
columnIndex	Integer	非表示にする列のインデックス。

複数行の非表示[hideRows(行インデックス, 行数)]

hideRows(rowIndex, numRows)
指定されたインデックスから始まる1つ以上の連続した行を非表示にします。

function hideRowsSample() {
  var ss = SpreadsheetApp.getActiveSpreadsheet();
  var sheet = ss.getSheets()[0];
  // 最初の3行を隠す
  sheet.hideRows(1, 3);
}

Parameters
名前	タイプ	説明
rowIndex	Integer	非表示にする行の開始インデックス。
numRows	Integer	非表示にする行数。

複数列の非表示[hideColumns(列インデックス, 列数)]

hideColumns(columnIndex, numColumns)
与えられたインデックスから始まる1つ以上の連続した列を隠します。

function hideColumnsSample() {
  var ss = SpreadsheetApp.getActiveSpreadsheet();
  var sheet = ss.getSheets()[0];
  // 最初の3列を隠す
  sheet.hideColumns(1, 3);
}

Parameters
名前	タイプ	説明
columnIndex	Integer	非表示にする列の開始インデックス。
numColumns	Integer	非表示にする列の数。

シートクラス[Sheet]の行列表示

シートの行と列の表示メソッドです。非表示解除と再表示になります。

行の非表示解除[unhideRow(行範囲)]

unhideRow(row)
指定された範囲の行を表示します。

function unhideRowSample() {
  var ss = SpreadsheetApp.getActiveSpreadsheet();
  var sheet = ss.getSheets()[0];

  // これは最初の行が隠されていた場合、最初の行を表示します
  var range = sheet.getRange("A1");
  sheet.unhideRow(range);
}

Parameters
名前	タイプ	説明
row	Range	非表示の場合、表示される範囲。

列の非表示解除[unhideColumn(列範囲)]

unhideColumn(column)
指定された範囲の列を表示します。

function unhideColumnSample() {
  var ss = SpreadsheetApp.getActiveSpreadsheet();
  var sheet = ss.getSheets()[0];

  // 最初の列が隠れていた場合は、最初の列を表示します
  var range = sheet.getRange("A1");
  sheet.unhideColumn(range);
}

Parameters
名前	タイプ	説明
column	Range	非表示の場合、表示される範囲。

行の再表示[showRows(行インデックス)]

showRows(rowIndex)
指定されたインデックスの行を表示します。

function showRowsSample() {
  var ss = SpreadsheetApp.getActiveSpreadsheet();
  var sheet = ss.getSheets()[0];
  // 最初の行を表示します
  sheet.showRows(1);
}

Parameters
名前	タイプ	説明
rowIndex	Integer	表示する行のインデックス。

列の再表示[showColumns(列インデックス)]

showColumns(columnIndex)
指定されたインデックスの列を表示します。

function showColumnsSample() {
  var ss = SpreadsheetApp.getActiveSpreadsheet();
  var sheet = ss.getSheets()[0];
  // 最初の列を表示します
  sheet.showColumns(1);
}

Parameters
名前	タイプ	説明
columnIndex	Integer	表示する列のインデックス。

複数行の再表示[showRows(行インデックス, 行数)]

showRows(rowIndex, numRows)
与えられたインデックスから始まる1つ以上の連続した行を表示します。

function showRowsSample() {
  var ss = SpreadsheetApp.getActiveSpreadsheet();
  var sheet = ss.getSheets()[0];
  // 最初の3行を表示します
  sheet.showRows(1, 3);
}

Parameters
名前	タイプ	説明
rowIndex	Integer	表示する行の開始インデックス。
numRows	Integer	表示する行数。

複数列の再表示[showColumns(列インデックス, 列数)]

showColumns(columnIndex, numColumns)
与えられたインデックスから始まる1つ以上の連続した列を表示します。

function showColumnsSample() {
  var ss = SpreadsheetApp.getActiveSpreadsheet();
  var sheet = ss.getSheets()[0];
  // 最初の3列を表示します
  sheet.showColumns(1, 3);
}

Parameters
名前	タイプ	説明
columnIndex	Integer	表示する列の開始インデックス。
numColumns	Integer	表示する列数。

最後に

GAS行列非表示・表示機能のまとめをご紹介させていただきました。

必要に応じて、有益な情報でさらに更新していきたいと思います。

プログラミングスキルを向上させるためには、本を読むだけでは脳にインプットされませんね。

実際に手を動かしてアウトプットしまくるのが一番の近道だと思います。

実際にサンプルソースをコピーして実行した結果がどうなるかを体験してみてください。

自分なりのアレンジを加えたり、なぜエラーになるのかを考え、何度も試行錯誤して問題を解決しまくり、着実に理解しながらスキルを向上させていきましょう。

GASはExcelVBAとはかなり違いますが、ベースとなっているJavaScriptは覚えて損はないプログラミング言語なのでショートカットキーなどと組み合わせてぜひ活用してみてください。

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ショートカットキー一覧にもGASメソッドを載せています。どの操作からどのメソッドが呼ばれるのかイメージしてください。