GAS開発者向けにスプレッドシートの行と列の自動サイズ変更機能をすべてまとめました。
データの内容、長さによって行の高さや列の幅が一定だと見映えが悪くなりますね。自動で行と列のサイズを変更できると便利です。
GASを使えば、項目のパターンによって動的に実現できます。ただし、現在、日本語だとおかしな結果になってしまいますが。。。
行と列の自動サイズ変更に関するメソッドをすべて載せてます。少しでも参考になれば幸いです。
Google Apps Script スプレッドシート 基礎 リファレンス
当ページは、GAS公式リファレンスを元にスプレッドシートの機能毎にまとめた基礎的な内容となっております。
若干、文言がおかしい可能性がありますが、あらかじめご了承ください。
GAS基本メソッドまとめ一覧はコチラ↓↓↓です。スプレッドシートの基本的な機能をまとめてますので、ぜひご活用ください。
まずは実際に動かしてみることをオススメします。マクロの登録方法は以下を参照いただければと思います。
GASの本はまだまだ少ないですね。基礎レベルであれば、以下の参考書が初心者にはベストの本です。
基本的な仕様やよく使われる機能の設定方法がまとまっています。
※JavaScriptの知識が既にある程度ある人にとっては冗長かもしれません。
シートクラス[Sheet]の自動サイズ変更
シートの行と列の自動サイズ変更メソッドです。
行の自動サイズ変更[autoResizeRows(開始行, 行数)]
autoResizeRows(startRow, numRows)
指定された行位置から始まるすべての行の高さをその内容に合わせて設定します。
function autoResizeRowsSample() {
var ss = SpreadsheetApp.getActiveSpreadsheet();
var sheet = ss.getSheets()[0];
// 最初の15行をテキストに合う高さに設定します。
sheet.autoResizeRows(1, 15);
}
名前 | タイプ | 説明 |
---|---|---|
startRow | Integer | 自動サイズ変更の開始行。 |
numRows | Integer | 自動サイズ変更する行数。 |
Return
Sheet - 連鎖用のシート。
列の自動サイズ変更[autoResizeColumns(開始列, 列数)]
autoResizeColumns(startColumn, numColumns)
指定された列位置から始まるすべての列の幅をその内容に合わせて設定します。
function autoResizeColumnsSample() {
var ss = SpreadsheetApp.getActiveSpreadsheet();
var sheet = ss.getSheets()[0];
// 最初の15列をテキストに合う幅に設定します。
sheet.autoResizeColumns(1, 15);
}
名前 | タイプ | 説明 |
---|---|---|
startColumn | Integer | 自動サイズ変更の開始列。 |
numColumns | Integer | 自動サイズ変更する列数。 |
Return
Sheet - 連鎖用のシート。
列の自動サイズ変更2[autoResizeColumn(列の位置)]
autoResizeColumn(columnPosition)
指定された列の幅をその内容に合わせて設定します。
function autoResizeColumn2Sample() {
var ss = SpreadsheetApp.getActiveSpreadsheet();
var sheet = ss.getSheets()[0];
sheet.getRange('a1').setValue('Whenever it is a damp, drizzly November in my soul...');
// 最初の列をテキストに合う幅に設定します
sheet.autoResizeColumn(1);
}
名前 | タイプ | 説明 |
---|---|---|
columnPosition | Integer | サイズ変更する特定の列の位置。 |
Return
Sheet - メソッド連鎖に有効なシート。
最後に
GAS行と列の自動サイズ変更機能のまとめをご紹介させていただきました。
必要に応じて、有益な情報でさらに更新していきたいと思います。
プログラミングスキルを向上させるためには、本を読むだけでは脳にインプットされませんね。
実際に手を動かしてアウトプットしまくるのが一番の近道だと思います。
実際にサンプルソースをコピーして実行した結果がどうなるかを体験してみてください。
自分なりのアレンジを加えたり、なぜエラーになるのかを考え、何度も試行錯誤して問題を解決しまくり、着実に理解しながらスキルを向上させていきましょう。
GASはExcelVBAとはかなり違いますが、ベースとなっているJavaScriptは覚えて損はないプログラミング言語なのでショートカットキーなどと組み合わせてぜひ活用してみてください。
Googleスプレッドシート全ショートカットキー一覧はこちら↓↓↓
ショートカットキー一覧にもGASメソッドを載せています。どの操作からどのメソッドが呼ばれるのかイメージしてください。
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