はじめに
ITパスポートの学習中、「計算問題が出てきたら諦めて飛ばしている」という人は少なくありません。しかし計算問題は出題パターンが決まっているため、公式さえ覚えてしまえば他のジャンルより確実に得点できる「得点源」になります。
この記事では、頻出の計算パターンを整理し、それぞれの公式と考え方を解説します。
この記事で分かること
- ITパスポートで出題される計算問題の主要パターン
- 特に頻出の「損益分岐点」「稼働率」の公式と解き方
- 計算問題を「捨てる」べきか「対策する」べきかの判断
計算問題は9パターンに集約される
ITパスポートの計算問題は、大きく以下のパターンに分類できます。
1. 損益分岐点(ストラテジ系)
2. 損益計算書の読み方(ストラテジ系)
3. ROI・投資回収期間(ストラテジ系)
4. 基数変換(テクノロジ系)
5. 稼働率(テクノロジ系)
6. 工数計算(マネジメント系)
7. クリティカルパス(マネジメント系)
8. 確率・期待値(テクノロジ系)
9. 通信速度の計算(テクノロジ系)一見種類が多く感じますが、それぞれのパターンごとに公式は1〜2個しかないため、パターンごとに公式を覚えて練習問題を数問解けば、本番でも同じ型で対応できます。
特に頻出の2パターンを解説
1. 損益分岐点
損益分岐点 = 固定費 ÷(1 − 変動費率)
損益分岐点とは、「売上と費用がちょうど釣り合い、利益がゼロになる売上高」のことです。ストラテジ系の問題として出題され、この公式さえ覚えていれば正解できる問題がほとんどです。
考え方のコツ:固定費(家賃など売上に関わらずかかる費用)と変動費率(売上に比例してかかる費用の割合)さえ問題文から読み取れれば、あとは公式に当てはめるだけです。
2. 稼働率
稼働率 = MTBF ÷(MTBF + MTTR)
稼働率は、システムが正常に稼働している時間の割合を表す指標です。テクノロジ系の問題として出題されます。
- MTBF(Mean Time Between Failures):平均故障間隔(正常に動いている時間の平均)
- MTTR(Mean Time To Repair):平均修理時間(故障してから復旧するまでの平均時間)
考え方のコツ:「正常に動いている時間」÷「正常に動いている時間+壊れている時間」という比率のイメージを持っておくと、公式を忘れても導き出せます。
残り7パターンの概要
| パターン | 分野 | 概要 |
|---|---|---|
| 損益計算書の読み方 | ストラテジ系 | 売上高・売上原価・営業利益などの構造を理解する |
| ROI・投資回収期間 | ストラテジ系 | 投資に対してどれだけ利益を回収できるかを計算する |
| 基数変換 | テクノロジ系 | 2進数・10進数・16進数の相互変換 |
| 工数計算 | マネジメント系 | 作業量(人月・人日)から必要な人数・期間を算出する |
| クリティカルパス | マネジメント系 | プロジェクトの全工程の中で最も時間がかかる経路を求める |
| 確率・期待値 | テクノロジ系 | 基本的な確率計算と期待値の求め方 |
| 通信速度の計算 | テクノロジ系 | 回線速度とデータ量からダウンロード時間などを求める |
いずれも公式さえ覚えれば得点できるパターンなので、この記事の損益分岐点・稼働率をきっかけに、残りのパターンも1つずつ潰していくのがおすすめです。
計算問題は「捨てる」べきか
結論として、全て捨てるのはもったいないです。ITパスポートの計算問題は、他の暗記中心の分野と違い「パターンさえ覚えれば確実に得点できる」性質があります。特に損益分岐点・稼働率は出題頻度も高いため、この2つだけでも押さえておくと得点の安定につながります。
一方で、9パターン全てを完璧にする必要はありません。学習時間が限られている場合は、出題頻度の高い損益分岐点・稼働率・基数変換の3つを優先的に押さえ、残りは余裕があれば取り組む、という優先順位づけが現実的です。
おすすめの学習法
計算問題は公式の丸暗記だけでなく、実際に手を動かして解く練習が欠かせません。動画講座で解き方の流れを見ながら練習すると理解が早まります。
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まとめ
ITパスポートの計算問題は、損益分岐点・稼働率をはじめとした9パターンに集約されます。公式を丸暗記するだけでなく「なぜその式になるのか」を理解しておくと、初見の問題にも対応しやすくなります。
出題数が最も多い「テクノロジ系」全体の対策はこちらの記事で詳しく解説しています。
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