はじめに
「ITパスポートと基本情報技術者試験、結局どっちを受ければいいの?」
情報処理技術者試験の入門編として、この2つはよく比較されます。この記事では、対象者・難易度・出題内容の違いを整理した上で、あなたがどちらから受けるべきかの判断基準を解説します。
この記事で分かること
- ITパスポート(IP)と基本情報技術者試験(FE)の違い一覧
- 対象者・難易度・試験形式それぞれの違い
- どちらを受けるべきかの判断基準
ITパスポート・基本情報技術者試験の違い一覧
| 項目 | ITパスポート(IP) | 基本情報技術者試験(FE) |
|---|---|---|
| レベル区分 | レベル1 | レベル2 |
| 対象者像 | ITリテラシーを身につけたい全ての社会人・学生 | ITエンジニアとしての基礎知識・スキルを証明したい人 |
| 出題形式 | 多肢選択式のみ | 多肢選択式(科目A)+擬似言語によるアルゴリズム問題(科目B) |
| 試験時間 | 120分 | 科目A:90分/科目B:100分 |
| プログラミング要素 | なし | あり(科目Bで擬似言語のアルゴリズム問題) |
| 難易度目安 | 入門 | 基礎〜中級 |
3つの違いを詳しく解説
1. 対象者の違い
ITパスポートは、IT業界かどうかを問わず「ITリテラシーの向上」を目的とした試験です。一方、基本情報技術者試験は「ITエンジニアとしての基礎知識・スキル」を証明する試験で、エンジニア職を目指す人・エンジニアとして働いている人を主な対象としています。
2. 難易度・出題内容の違い
ITパスポートはIT用語や仕組みに関する知識を問う選択問題が中心です。一方、基本情報技術者試験は知識だけでなく、擬似言語を使ったアルゴリズム問題(科目B)が出題され、論理的思考力そのものが問われます。プログラミング経験がない人にとっては、この科目Bが大きな壁になりやすい部分です。
3. 試験形式の違い
ITパスポートは120分の多肢選択式のみで完結しますが、基本情報技術者試験は科目A(90分・知識問題)と科目B(100分・アルゴリズム問題)の2段階構成です。
どちらを受けるべきか
IT業界未経験・非エンジニア職の人はITパスポートから
エンジニア職を目指すわけではなく、業務でITの基礎知識が必要な人(営業・企画・DX推進担当など)は、ITパスポートで十分です。プログラミング要素がないため、IT用語や仕組みの理解に集中できます。
エンジニア職を目指す・実務でシステム開発に関わる人は基本情報技術者試験へ
将来的にエンジニアとして働きたい、あるいはすでにシステム開発・運用に関わっている場合は、基本情報技術者試験を目標にするのがおすすめです。ITパスポートを経由せず、いきなり基本情報から挑戦しても問題ありません(受験資格に制限はありません)。
判断基準の目安
非IT職・ITの基礎知識だけ証明したい
→ ITパスポートで十分
エンジニア職を目指している・実務でシステム開発に関わっている
→ 基本情報技術者試験を目標にする
プログラミング経験がなく、まず自信をつけたい
→ ITパスポート → 基本情報技術者試験の順で段階的にまとめ
ITパスポートと基本情報技術者試験は、対象者も出題内容も明確に異なります。非IT職ならITパスポート、エンジニアを目指すなら基本情報技術者試験、というシンプルな軸で判断すれば迷いにくくなります。
基本情報技術者試験を受ける場合、多くの人がつまずく「科目B」の対策はこちらの記事で詳しく解説しています。
👉 基本情報技術者試験 科目B対策|苦手な人が多い擬似言語問題の攻略法
「そもそもITパスポートを受ける意味があるのか」を整理したい方はこちらもご覧ください。
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