OpenAI Codex CLI完全ガイド|ターミナルで動くOpenAIのAIエージェントの全貌【2026年3月最新】

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  1. はじめに
  2. この記事で分かること
  3. こんな人におすすめ
  4. Codex CLIとは
    1. 基本概念
    2. 他のAIエージェントとの違い
    3. 2026年3月時点の最新バージョン
  5. Codex CLIでできること
    1. 1. ファイル操作(作成・編集・削除)
    2. 2. コードの理解と分析
    3. 3. シェルコマンドの実行
    4. 4. Git操作の自動化
    5. 5. Web検索との連携
    6. 6. 大規模ドキュメント・コードの一括処理
  6. 主要機能の詳細
    1. 承認モード(Approval Policy)【安全のために重要】
    2. サンドボックス実行【Codex CLI独自の安全機能】
    3. AGENTS.md(プロジェクト設定ファイル)【Claude CodeのCLAUDE.mdに相当】
    4. config.toml(設定ファイル)
    5. MCP(Model Context Protocol)連携【拡張性が魅力】
    6. マルチエージェントv2【v0.117.0〜】
    7. スラッシュコマンド
    8. 会話の再開
  7. 使用モデル
  8. 料金体系
    1. 前提:APIキーが必須
    2. ChatGPTサブスクリプション経由
    3. APIキー(従量課金)
    4. コスト最適化の考え方
  9. インストール手順
    1. 前提条件
    2. Step 1: Node.jsのインストール確認
    3. Step 2: Codex CLIのインストール
    4. Step 3: APIキーの設定
    5. Step 4: 初回起動と動作確認
    6. Windowsネイティブでの使用(実験的)
  10. メリット
    1. 1. ターミナル作業能力が最高水準
    2. 2. サンドボックス実行による安全な完全自動化
    3. 3. モデルを柔軟に使い分けられる
    4. 4. Apache-2.0のオープンソース
    5. 5. 高速処理(Cerebras統合)
    6. 6. ChatGPT統合による統一体験
    7. 7. マルチエージェントによる並列タスク実行
  11. デメリット・注意点
    1. 1. 完全無料枠がない
    2. 2. ターミナル操作が必須
    3. 3. Windowsネイティブのサポートが実験的
    4. 4. コスト管理が必要
    5. 5. ChatGPT・Claude Codeほど日本語コミュニティが充実していない
  12. 実践的な活用シーン
    1. シーン1: CI/CDパイプラインへの組み込み
    2. シーン2: 大規模コードベースの一括分析
    3. シーン3: ターミナル作業の高度な自動化
    4. シーン4: 夜間バッチ処理の自動化
    5. シーン5: 社内ツールへのカスタム組み込み
  13. まとめ

はじめに

「Claude CodeやGemini CLIみたいなAIエージェントを、OpenAIのモデルで使いたい…」

「ターミナルで動くAIエージェントの中で、OpenAIが出しているものって何?」

そんな疑問を持つエンジニアに向けて、OpenAI Codex CLIの全貌を徹底解説します。

OpenAIが2025年4月に公開したCodex CLIは、2026年3月時点でバージョンv0.117.0に達し、単なるコード補完ツールから本格的なターミナル型AIエージェントへと進化しました。特にTerminal-Bench 2.0(ターミナル作業能力のベンチマーク)で**77.3%**というスコアは、同カテゴリのツールの中で最高水準です。

本記事では、2026年3月時点の最新情報をもとに、Codex CLIの全体像から実践的な活用方法まで徹底解説します。

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この記事で分かること

  • Codex CLIとは何か(Claude Code・Gemini CLIとの違い)
  • できること・主な機能
  • メリット・デメリットの詳細分析
  • 承認モード(Approval Policy)とサンドボックスの使い方
  • AGENTS.mdによるプロジェクト設定
  • 料金体系と使い分け
  • インストール手順(Windows/Mac/Linux対応)
  • 実践的な活用シーン
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こんな人におすすめ

  • OpenAIのモデル(GPT-5系)でターミナルAIエージェントを使いたい開発者
  • CI/CDパイプラインにAIエージェントを組み込みたいエンジニア
  • 完全自動化に安全なサンドボックスを使いたい人
  • Claude CodeやGemini CLIとの比較で選択肢を広げたい人
  • オープンソースのAIエージェントをカスタマイズして使いたい人

Codex CLIとは

基本概念

Codex CLIは、OpenAIが開発・オープンソース公開しているコマンドライン型のAIエージェントです。

■ターミナルネイティブ
└→ コマンドラインから直接OpenAIモデルとやり取り
└→ エディタとシームレスに統合

■ローカルファイルアクセス
└→ プロジェクトファイルを直接読み書き
└→ ディレクトリ全体を丸ごと解析

■エージェント機能
└→ ファイル編集・シェル実行・Git操作を自律実行
└→ 複数ステップのタスクを自動的に処理

GitHubリポジトリはApache-2.0ライセンスで公開されており、誰でもソースコードを確認・改変・貢献できます。

他のAIエージェントとの違い

機能ブラウザ版ChatGPTCodex CLI
ファイル保存ダウンロード操作が必要直接上書き・新規作成
コマンド実行不可能コンパイル、テスト、Git操作
ファイル数数個〜十数個が限界大量ファイルを一括スキャン
外部連携コピペのみDB、API、OSツールと直結
自動化手動対話のみスクリプトによる完全自動化
サンドボックスなしOSネイティブサンドボックスで安全隔離

2026年3月時点の最新バージョン

バージョンリリース日主な内容
v0.117.0(最新安定版)2026/03/26プラグインのファーストクラス化、マルチエージェントv2、/titleコマンド追加
v0.116.02026/03/19ChatGPTデバイスコードサインイン、userpromptsubmitフック、プラグインリモート同期
gpt-5.3-codex統合2026/02/05100万トークンコンテキスト、Terminal-Bench 2.0で77.3%
codex-1 / codex-mini-latest2025/05/16SWE-bench Verified 72.1%のcodex-1、200Kコンテキストのcodex-mini-latest
初版リリース2025/04/16Codex CLI公開(Apache-2.0、オープンソース化)

Codex CLIでできること

1. ファイル操作(作成・編集・削除)

ローカルファイルを直接操作できます。

# Codex CLIを起動
codex

# 指示例(プロンプトで入力)
> main.py のバグを修正して保存して

> 新しいファイル utils.ts を作成して、日付フォーマット関数を実装して

> src/ フォルダ内の全 .ts ファイルにエラーハンドリングを追加して

2. コードの理解と分析

プロジェクト全体を読み込み、深い分析が可能です。

> このプロジェクト全体のアーキテクチャを分析して、セキュリティ上の問題点を指摘して

> src/components/ フォルダの全コンポーネントを確認して、重複している処理をリストアップして

gpt-5.3-codexモデル使用時は100万トークンのコンテキストに対応しており、大規模なコードベースを丸ごと保持したまま会話できます。

3. シェルコマンドの実行

> テストを実行して、失敗したケースがあれば原因を分析して修正して

> npm run build してエラーがあれば解決して

> git log を確認して、今週のコミット内容をまとめて

4. Git操作の自動化

> 今の変更を feature/fix-bug ブランチにコミットしてプッシュして

> git の差分を確認して、適切なコミットメッセージを作成してコミットまで完了させて

5. Web検索との連携

デフォルトで有効化されており、最新情報をリアルタイムに取得しながらコードを生成できます。

# 最新ライブラリ情報を調べながらコードを書く
> React 19 の新しいフック useOptimistic を使った実装例を見せて

# セキュリティアドバイザリを参照しながら修正
> この依存パッケージに既知の脆弱性がないか確認して

6. 大規模ドキュメント・コードの一括処理

> content/ フォルダ内の全記事をスキャンして、古いAPIの呼び出し箇所を
> 新しいバージョンに一括置換して保存して

主要機能の詳細

承認モード(Approval Policy)【安全のために重要】

Codex CLIの最大の特徴が細かく制御できる承認ポリシーです。--approval-policy フラグまたは config.toml で設定します。

# デフォルト(on-request): ワークスペース外の操作のみ承認を求める
codex

# 読み取り専用: 状態変更・破壊的操作は全て承認
codex --approval-policy untrusted

# 完全無効: 全ての承認プロンプトをスキップ(サンドボックスは有効)
codex --approval-policy never

# 危険モード: サンドボックス・承認を完全無効化(隔離環境専用)
codex --dangerously-bypass-approvals-and-sandbox
モード動作推奨ケース
on-request(デフォルト)ワークスペース外のファイル編集・ネットワークアクセス時のみ確認通常の開発作業
untrusted読み取り専用は自動実行、変更・破壊的操作は全て確認初めてのプロジェクト
never全ての承認プロンプトをスキップ(サンドボックスは維持)CI/CD環境
dangerously-bypass全制限を解除完全隔離された環境のみ

最初は on-request(デフォルト)で使うことを強く推奨します。

サンドボックス実行【Codex CLI独自の安全機能】

Codex CLIはOSネイティブの機能でコマンド実行を隔離します。macOS/Linux/WSL/Windows Nativeで実装が異なります。

■ read-only(読み取り専用)
└→ ファイル閲覧のみ。編集・コマンド実行は承認必要

■ workspace-write(デフォルト)
└→ ワークスペース内のファイル読み書き・通常コマンドは自動許可
└→ ネットワークアクセスやワークスペース外への変更は制限

■ danger-full-access
└→ ファイルシステム・ネットワーク境界を完全解除

Claude CodeやGemini CLIにはないサンドボックス機能により、--approval-policy never と組み合わせても安全な完全自動化が実現できます。

AGENTS.md(プロジェクト設定ファイル)【Claude CodeのCLAUDE.mdに相当】

Codexが起動時に自動読み込みするMarkdown形式の指示ファイルです。

# プロジェクト概要
このプロジェクトはNext.js + TypeScriptで構築したブログシステムです。

# コーディング規約
- すべてのやり取りは日本語で行うこと
- コメントはコードの右側に記述すること
- TypeScript strict モードを厳守すること
- 不要なboilerplateコードは書かないこと

# 開発コマンド
- ビルド: npm run build
- テスト: npm test
- Lint: npm run lint

# セキュリティポリシー
- .envファイルは絶対に読み取らないこと
- node_modules は絶対に編集しないこと
- 本番環境のDBに接続するコマンドは実行しないこと

読み込み順序(優先度が高い順):

ファイルパス役割
~/.codex/AGENTS.override.mdグローバル上書き(最高優先)
~/.codex/AGENTS.mdグローバルデフォルト
Gitルート〜現在のディレクトリの各階層の AGENTS.mdプロジェクト・フォルダ設定

AGENTS.mdのポイント:

  • 禁止事項の明記が特に効果的(full-autoモードでの暴走防止)
  • 正確なビルド・テストコマンドを記述しておくと精度が上がる
  • セキュリティポリシーを明記することで機密情報の漏洩を防止

config.toml(設定ファイル)

AGENTS.mdがプロンプトの指示なら、config.tomlはCLI自体の動作設定です。

# ~/.codex/config.toml(ユーザーレベル)
model = "gpt-5.4"                    # デフォルトモデル
sandbox_mode = "workspace-write"      # サンドボックスモード
approval_policy = "on-request"        # 承認ポリシー

[features]
multi_agent = true                    # マルチエージェントv2を有効化
web_search = true                     # Web検索を有効化

MCP(Model Context Protocol)連携【拡張性が魅力】

MCP対応により、外部ツールとの連携を自由に追加できます。

# ~/.codex/config.toml でMCPサーバーを設定
[mcp_servers.github]
command = "npx"
args = ["-y", "@modelcontextprotocol/server-github"]
enabled = true

[mcp_servers.postgres]
command = "npx"
args = ["-y", "@modelcontextprotocol/server-postgres"]
enabled = true

設定後は /mcp コマンドで接続済みツールを確認できます。GitHubのIssue読み書きやPostgreSQLへの問い合わせを、Codexに自然言語で指示できるようになります。

マルチエージェントv2【v0.117.0〜】

v0.117.0で追加された機能で、複数のサブエージェントを並列実行できます。

> /agent
# パスベースでサブエージェントを管理
# /root/agent_a でフロントエンド担当
# /root/agent_b でバックエンド担当
# → 両エージェントが並列で作業し、構造化メッセージで通信

大規模なリファクタリングや複数モジュールの同時実装に威力を発揮します。

スラッシュコマンド

コマンド機能
/modelアクティブモデルをセッション中に変更
/fast高速モードの切り替え
/planプランモード(実行計画を先に提示)
/permissions承認要件をその場で調整
/statusセッション設定とトークン使用量を表示
/diffGitの差分を表示
/new同一セッション内で新規会話を開始
/fork現在の会話をフォークして別スレッドを作成
/agentマルチエージェントのスレッドを切り替え
/mcp設定済みMCPツールを一覧表示
/pluginsプラグインの一覧・インストール
/reviewコードレビューワークフローを起動
/compactコンテキストを圧縮
/clearターミナルをクリアして新規チャット開始
/quitセッション終了

会話の再開

# ローカル保存されたセッションを復元(長時間タスクに便利)
codex resume

前回の作業状態をそのまま引き継いで続きから始められます。

使用モデル

モデル特徴コンテキスト用途
gpt-5.4(デフォルト)フラッグシップ、高精度未公開複雑な推論・設計
gpt-5.4-mini高速・低コスト版未公開日常的なコーディング
gpt-5.3-codexコーディング特化100万トークン大規模コードベース解析

Terminal-Bench 2.0(ターミナル作業能力): gpt-5.3-codex で 77.3%

※OpenAIはSWE-bench Verifiedにトレーニングデータ汚染が発見されたとして報告を停止。現在はSWE-bench Pro(56.8%)とTerminal-Bench 2.0が実質的な比較指標となっています。

/model コマンドでセッション中にいつでもモデルを切り替えられます。タスクの複雑さに応じてgpt-5.4とgpt-5.4-miniを使い分けることでコストを最適化できます。

料金体系

前提:APIキーが必須

Codex CLIを使うにはOpenAI APIキーまたはChatGPTのサブスクリプションが必要です。完全無料枠はありません。

ChatGPTサブスクリプション経由

プラン月額5時間あたりの利用枠
Plus$2030〜150メッセージ
Pro$200300〜1,500メッセージ(6倍)
Business$30/ユーザー組織向けワークスペース付き

APIキー(従量課金)

モデル入力出力
codex-mini-latest$1.50 / 100万トークン$6.00 / 100万トークン
gpt-5.4(汎用)$1.25 / 100万トークン$10.00 / 100万トークン
⚠️ APIキー従量課金の注意点
└→ 使用量が増えると青天井になる
└→ プロジェクトごとに予算上限を設定することを推奨
└→ gpt-5.4-mini(低コストモデル)を日常タスクに使うことでコスト削減可能

コスト最適化の考え方

gpt-5.4-mini を使う場面:
✅ 単純なファイル編集・コメント追加
✅ ドキュメント生成
✅ 簡単なリファクタリング

gpt-5.4 を使う場面:
✅ 複雑なアーキテクチャ設計
✅ 難易度の高いバグ修正
✅ セキュリティ審査

gpt-5.3-codex を使う場面:
✅ 大規模コードベース(数万行)の全体分析
✅ モノレポの依存関係解析

インストール手順

前提条件

  • Node.js 22以上
  • OpenAI APIキー または ChatGPT Plus以上のアカウント

Step 1: Node.jsのインストール確認

# バージョン確認
node -v
# v22.x.x 以上が表示されればOK

バージョンが表示されない場合は、Node.js公式サイトからLTS版をインストールしてください。

Step 2: Codex CLIのインストール

npm install -g @openai/codex

Step 3: APIキーの設定

OpenAI APIキーを使う場合(推奨):

# Mac / Linux
export OPENAI_API_KEY="sk-..."
# または .bashrc / .zshrc に追記して永続化

# Windows (PowerShell)
[System.Environment]::SetEnvironmentVariable("OPENAI_API_KEY", "sk-...", "User")

ChatGPTアカウントを使う場合:

# 起動時にブラウザが開き、ChatGPTアカウントでログイン
codex
# → デバイスコードサインイン(v0.116.0〜)

Step 4: 初回起動と動作確認

# 起動
codex

# 動作確認
> このディレクトリの構造を教えて

これだけで準備完了です。

Windowsネイティブでの使用(実験的)

Windowsでのネイティブ実行は実験的サポートです。WSL(Windows Subsystem for Linux)の使用を強く推奨します。

# WSL(Ubuntu等)内で実行
npm install -g @openai/codex
export OPENAI_API_KEY="sk-..."
codex

メリット

1. ターミナル作業能力が最高水準

Terminal-Bench 2.0(ターミナル操作・シェルスクリプトの実行能力評価)で**77.3%**という業界最高水準のスコアを達成しています。

Terminal-Bench 2.0 比較:
Codex CLI (gpt-5.3-codex): 77.3%  ← 最高
Claude Code (Opus 4.6):    65.4%

シェル操作・コマンドライン作業が得意なのが最大の強みです。

2. サンドボックス実行による安全な完全自動化

Codex CLI:
✅ OSネイティブのサンドボックスでコマンド実行を隔離
✅ approval-policy=never でも安全な自動化が可能
✅ CI/CDパイプラインへの組み込みに最適

Claude Code・Gemini CLI:
❌ サンドボックス機能なし

3. モデルを柔軟に使い分けられる

gpt-5.4-mini: 低コストの日常タスク用
gpt-5.4:      高精度の複雑タスク用
gpt-5.3-codex: 100万トークンの大規模解析用

→ タスクに応じてコストと品質を最適化できる

4. Apache-2.0のオープンソース

✅ ソースコードを完全に確認・改変可能
✅ 社内環境への組み込みが容易
✅ コミュニティによる機能拡張が活発
✅ ベンダーロックインのリスクが低い

5. 高速処理(Cerebras統合)

Cerebras社との統合により、1,000トークン/秒超の高速推論が可能です(Claude Codeの約200トークン/秒と比較して5倍以上)。大量のファイルを素早く処理する際に特に有効です。

6. ChatGPT統合による統一体験

ChatGPT Web UI
    ↓ 同一アカウント
ChatGPT iOSアプリ
    ↓ 同一アカウント
VS Code拡張機能
    ↓ 同一アカウント
Codex CLI
→ どこでも同じ会話履歴にアクセス可能

7. マルチエージェントによる並列タスク実行

v0.117.0から本格化したマルチエージェントv2により、複数のサブエージェントが並列で作業できます。大規模なリファクタリングや複数モジュールの同時実装の効率が大幅に向上します。

デメリット・注意点

1. 完全無料枠がない

Codex CLI:   APIキー or ChatGPT Plus($20/月〜)が必須
Gemini CLI:  Googleアカウントのみで0円から始められる

→ まず試してみたいだけの場合はGemini CLIの方が手軽

2. ターミナル操作が必須

GUIに慣れている方には学習コストがあります。

基本操作の習得: 1〜2時間
日常的な使いこなし: 1週間程度

3. Windowsネイティブのサポートが実験的

公式にはWSL経由の使用が推奨されており、Windowsネイティブでの動作は完全保証されていません。Windows環境で本格的に使う場合はWSLの導入が必要です。

4. コスト管理が必要

APIキー利用の場合、使用量に上限がないため予算管理が必要です。

⚠️ リスクケース:
- gpt-5.4で大規模コードベースを何時間も分析する
- マルチエージェントを多数起動する

✅ 対策:
- OpenAIダッシュボードで予算上限(Usage Limits)を設定
- 日常タスクはgpt-5.4-miniで処理する
- gpt-5.3-codexは大規模解析の時だけ使う

5. ChatGPT・Claude Codeほど日本語コミュニティが充実していない

日本語の情報や事例がまだ少ないため、問題が発生した際に日本語で解決策を探しにくい場面があります。

実践的な活用シーン

シーン1: CI/CDパイプラインへの組み込み

Codex CLIの最も得意な活用法です。

# GitHub Actions での使用例
- name: Codex でコードレビュー
  run: |
    codex --approval-policy never \
      "このPRの変更をレビューして、セキュリティ上の問題を報告して"

サンドボックス付きで完全自動化できるため、CI/CD環境への組み込みが安全です。

シーン2: 大規模コードベースの一括分析

# gpt-5.3-codexモデルで100万トークンを活用
codex
> /model gpt-5.3-codex

> このモノレポ全体を解析して、循環依存のあるモジュールを
> すべてリストアップして、解消の優先順位を提案して

シーン3: ターミナル作業の高度な自動化

> システムのログを解析して、過去24時間のエラーパターンを
> カテゴリ別に集計し、緊急度の高い問題から優先順位をつけてレポートを作成して

> 本番サーバーのデプロイ前チェックリストを実行して、
> 問題があれば詳細を報告して(実際のデプロイはしないこと)

Terminal-Bench 2.0スコア77.3%の実力が発揮される領域です。

シーン4: 夜間バッチ処理の自動化

# 夜間に安全な完全自動モードで実行(サンドボックスは有効)
codex --approval-policy never \
  "todayリリース候補のブランチをテストして、問題があればissueを作成して"

シーン5: 社内ツールへのカスタム組み込み

Apache-2.0ライセンスのため、社内ツールへの改造・組み込みが自由です。

# 独自のワークフローをAGENTS.mdで定義
# 社内のコーディング規約・セキュリティポリシーを強制適用
# 社内MCPサーバーと連携してDBや社内APIにアクセス

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まとめ

Codex CLIは、2026年3月時点でClaude Code・Gemini CLIと並ぶ主要なターミナル型AIエージェントです。

主要なポイント:

メリット

  • ターミナル作業能力(Terminal-Bench)が業界最高水準(77.3%)
  • サンドボックスによる安全な完全自動化が可能
  • CI/CDパイプラインへの組み込みに最適な設計
  • Apache-2.0オープンソースで社内カスタマイズが自由
  • gpt-5.3-codexの100万トークンで大規模コードベースに対応
  • Cerebras統合で1,000トークン/秒超の高速処理

⚠️ デメリット・注意点

  • 完全無料枠はなし(APIキー or ChatGPT Plus必須)
  • WindowsネイティブはWSL推奨
  • 日本語コミュニティがまだ発展途上
  • APIキー利用時は予算管理が必要

🎯 こんな方に特におすすめ

  • CI/CDパイプラインにAIエージェントを安全に組み込みたい方
  • シェル操作・ターミナル作業を高度に自動化したい方
  • Apache-2.0ライセンスで社内ツールにカスタム組み込みしたい方
  • gpt-5系モデルでターミナルエージェントを使いたい方

次のステップ:

まずは npm install -g @openai/codex でインストールして、簡単なファイル操作からお試しください。APIキーのコスト管理に注意しながら、日常的な開発タスクで効果を体感してみてください。

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