1️⃣ はじめに:Gemini CLIコマンドの真実
検索需要から見る関心度
Gemini CLIのコマンドに関する検索需要を分析したところ、以下のようなトレンドが見て取れます:
- 🔥 1,000~10,000件:
gemini cli 使い方,gemini cli vscode - 🔥 100~1,000件:
gemini cli コマンド,gemini cli vs claude code - 🔥 10~100件:
gemini cli memory,gemini cli vscode 拡張 機能
Googleが提供する強力なAIエージェントであるGemini CLIですが、その豊富なコマンドを使いこなせているユーザーはまだ少数です。
意外と知られていない「スラッシュコマンド」
Gemini CLIは「自然言語で指示できる」ことが最大の魅力ですが、実は34個の強力なスラッシュコマンドが用意されています。しかも多くのコマンドにはサブコマンドがあり、単に「会話履歴を管理」とだけ表示されていても、実際には5つの操作が使えるケースもあります。
コマンドを正しく知ることで、「指示が伝わらない」「無駄にトークンを消費する」といったストレスから解放されます。
この記事で解決できること
この記事では、Gemini CLI(ターミナル版)の /help 実出力をもとに、全34コマンドとそのサブコマンドを完全網羅しました。キーボードショートカット11個も併せて収録しています。
- ✅ 全34コマンドを実機ベースでカテゴリ別に徹底解説
- ✅ サブコマンドの使い方・引数まで含めた実用的な解説
- ✅ おすすめ度を★で明示(★~★★★)
- ✅ キーボードショートカット11個もおすすめ度付きで網羅
- ✅ AIが自動で使う「ツール」と、人間が打つ「コマンド」の違いを明確化
2️⃣ まず知っておきたい「Basics」
スラッシュコマンドの前に、Gemini CLIには日常的によく使う2つの特殊入力があります。
@ — ファイル・フォルダをコンテキストに追加
@src/myFile.ts ← 特定ファイルを指定
@src/ ← フォルダ全体を指定「このファイルを読んで修正して」と言いたいとき、ファイルパスの前に @ を付けるだけでGeminiがそのファイルを読み込みます。自然言語の質問と組み合わせて使います。
> @src/utils.ts のバグを探して
> @src/ フォルダ全体を分析して、未使用の関数を一覧にして! — シェルコマンドを直接実行
!npm run start
!git status
!ls -la!に続けてシェルコマンドを打つと、Geminiに頼まずOS上でそのままコマンドが実行されます。「このコマンドを実行して」と自然言語で頼む方法もありますが、!を使うと直接・即座に実行できます。
3️⃣ Gemini CLI 全34コマンド徹底解説
コマンドを4つのカテゴリに分類して解説します。サブコマンドがある場合は、コマンド行の下に展開して記載しています。
📊 カテゴリ1: セッション・対話管理 (11コマンド)
会話の流れをコントロールし、効率的に作業を進めるためのコマンド群です。
| おすすめ度 | コマンド | 説明 | 使いどころ |
|---|---|---|---|
| ★★★ | /resume | 自動保存された会話を閲覧・再開 | 前日の作業の続きを始めるとき |
| ★★★ | /clear | 画面と会話履歴を消去 | 話題をリセットして精度を高めたいとき |
| ★★★ | /compress | コンテキストを要約に置き換えて圧縮 | 会話が長くなり、動作が重くなったとき |
| ★★★ | /copy | 直前の結果またはコードをクリップボードにコピー | 回答を別のドキュメントに貼り付けたいとき |
| ★★★ | /chat | 会話履歴を管理(チェックポイント機能) | 会話の保存・再開・共有 |
/chat list | 保存済みチェックポイントの一覧表示 | どの会話が保存されているか確認 | |
/chat save <タグ> | 現在の会話をタグ付きで保存 | 重要な会話に名前を付けて保存 | |
/chat resume <タグ> | タグを指定して会話を再開 | 特定の保存済み会話を再開 | |
/chat delete <タグ> | 保存済みチェックポイントを削除 | 不要な会話を削除して整理 | |
/chat share <ファイル> | 会話をMD/JSONファイルにエクスポート | 他の人と会話ログを共有 | |
| ★★ | /rewind | 特定のメッセージに戻って会話を再開 | AIの回答がズレ始めた地点まで戻したいとき |
| ★★ | /stats | セッション統計を確認 | コストや利用状況を把握したいとき |
/stats session | セッション固有の使用統計を表示 | 今のセッションで何トークン使ったか確認 | |
/stats model | モデル固有の使用統計を表示 | モデルごとのトークン消費量を確認 | |
/stats tools | ツール固有の使用統計を表示 | どのツールが何回使われたか確認 | |
| ★★ | /tools | 利用可能なツールを一覧表示(/tools desc で説明付き) | AIが今「何ができるか」を確認したいとき |
| ★★ | /skills | エージェントスキルを管理 | 専門スキルを制御・追加するとき |
/skills list | 利用可能なスキルの一覧(nodesc/allオプションあり) | どんなスキルが使えるか確認 | |
/skills link <パス> | ローカルパスからスキルをリンク(--scope user|workspace) | 自作スキルを追加するとき | |
/skills disable <名前> | 指定スキルを無効化 | 不要なスキルをオフにするとき | |
/skills enable <名前> | 無効化したスキルを有効化 | スキルを再び使えるようにするとき | |
/skills reload | スキルの一覧を再読み込み | スキルを追加・変更した後に反映させるとき | |
| ★★ | /quit | CLIを終了 | 作業を終えるとき |
| ★ | /shells | バックグラウンドシェルの表示切替 | 背後で動いている処理の確認 |
📊 カテゴリ2: プロジェクト・環境設定 (11コマンド)
AIがプロジェクトを正しく理解し、エディタ環境と同期するためのコマンド群です。
| おすすめ度 | コマンド | 説明 | 使いどころ |
|---|---|---|---|
| ★★★ | /init | プロジェクトを分析して GEMINI.md を自動生成 | 新規プロジェクトでAI用の「説明書」を作るとき |
| ★★★ | /memory | AIのメモリ(指示コンテキスト)を管理 | プロジェクトのルールをAIに覚えさせるとき |
/memory show | 現在のメモリ内容を表示 | AIが今どんなルールを覚えているか確認 | |
/memory add <テキスト> | メモリにルール・情報を追加 | 「コメントは右側に書いて」などを覚えさせるとき | |
/memory refresh | ソースファイルからメモリを再読み込み | GEMINI.mdを編集した後に反映させるとき | |
/memory list | 読み込み中のGEMINI.mdファイルのパス一覧 | どのファイルが有効かを確認するとき | |
| ★★★ | /ide | IDE(VSCode等)との統合を管理 | エディタで見ている箇所をCLIと同期するとき |
/ide enable | IDE統合を有効化 | CLIとVSCodeのリンクをオンにするとき | |
/ide status | IDE統合の接続状態を確認 | 連携が正常かチェックするとき | |
/ide install | VSCode用のコンパニオン拡張機能をインストール | 初回セットアップ時 | |
| ★★ | /model | モデル設定ダイアログを開く | Flash/Proなどのモデルを切り替えたいとき |
| ★★ | /directory | ワークスペースのディレクトリを管理 | AIに見せる範囲を調整したいとき |
/directory add <パス> | ディレクトリをワークスペースに追加(カンマ区切りで複数可) | 別フォルダもAIに参照させたいとき | |
/directory show | 現在のワークスペースディレクトリ一覧 | どのフォルダが有効かを確認するとき | |
| ★★ | /settings | Gemini CLIの設定を確認・編集 | ツール全体の挙動をカスタマイズするとき |
| ★★ | /permissions | フォルダの信頼設定・権限を管理 | ツール実行の許可範囲を設定するとき |
/permissions trust [<ディレクトリパス>] | 指定フォルダを信頼済みとして設定 | 特定フォルダのファイル操作を許可するとき | |
| ★★ | /editor | 外部エディタの優先設定 | 長い入力を好みのエディタで書きたいとき |
| ★★ | /terminal-setup | ターミナルのキーバインド設定(VS Code、Cursor、Windsurf対応) | 複数行入力を快適にするとき |
| ★ | /theme | テーマを変更 | ターミナルの配色を変えたいとき |
| ★ | /vim | Vimモードのオン/オフ | Vimキーバインドで操作したいとき |
📊 カテゴリ3: 高度な拡張・システム連携 (4コマンド)
外部サービスとの連携、GitHub自動化、イベントフック処理などを扱うコマンド群です。
| おすすめ度 | コマンド | 説明 | 使いどころ |
|---|---|---|---|
| ★★★ | /mcp | MCPサーバーを管理 | GitHub・DB等の外部データソースと連携するとき |
/mcp list | 設定済みMCPサーバーとツールの一覧 | どのMCPサーバーが有効か確認 | |
/mcp desc | 説明付きでMCPサーバー・ツールの一覧 | 各サーバーの機能を詳しく確認 | |
/mcp schema | スキーマ付きで詳細一覧 | API連携の仕様を確認するとき | |
/mcp auth | OAuth対応MCPサーバーの認証 | 認証が必要な外部サービスと連携するとき | |
/mcp refresh | MCPサーバーを再起動 | サーバーが応答しなくなったとき | |
/mcp enable <名前> | 無効なMCPサーバーを有効化 | 一時停止中のサーバーを再開するとき | |
/mcp disable <名前> | MCPサーバーを無効化 | 一時的に外部連携をオフにするとき | |
| ★★ | /setup-github | GitHub Actionsをセットアップ | CI/CDの自動化設定をAIに任せるとき |
| ★★ | /extensions | 拡張機能を管理 | 追加機能を入れたり管理したりするとき |
/extensions list | アクティブな拡張機能の一覧 | 現在有効な拡張機能を確認 | |
/extensions update <名前>|--all | 拡張機能を更新 | 特定または全拡張機能を最新版にする | |
/extensions explore | ブラウザで拡張機能ページを開く | 新しい拡張機能を探したいとき | |
/extensions restart | 全拡張機能を再起動 | 拡張機能が正常に動かないとき | |
| ★ | /hooks | フック(イベント自動処理)を管理 | 特定イベント時の自動処理を設定するとき |
/hooks panel | 登録済みフックとその状態を一覧表示 | どんなフックが設定されているか確認 | |
/hooks enable <名前> | 指定フックを有効化 | 無効になっているフックをオンにするとき | |
/hooks disable <名前> | 指定フックを無効化 | 特定のフックを一時停止するとき | |
/hooks enable-all | 全フックを有効化 | すべての自動処理をまとめてオンにするとき | |
/hooks disable-all | 全フックを無効化 | すべての自動処理をまとめてオフにするとき |
📊 カテゴリ4: システム情報・サポート (8コマンド)
認証、ドキュメント、バグ報告など、ツールの利用自体を支えるコマンド群です。
| おすすめ度 | コマンド | 説明 | 使いどころ |
|---|---|---|---|
| ★★ | /auth | 認証を管理 | アカウント切り替えや再認証のとき |
/auth login | ログイン・認証方法の変更 | 別のGoogleアカウントに切り替えるとき | |
/auth logout | ログアウト・キャッシュ認証情報をすべて削除 | 認証をリセットしたいとき | |
| ★★ | /help | Gemini CLIのヘルプを表示 | コマンド一覧をその場で確認したいとき |
| ★★ | /docs | 公式ドキュメントをブラウザで開く | 詳細な仕様を調べたいとき |
| ★ | /about | バージョン情報を表示 | バージョンを確認するとき |
| ★ | /bug | バグ報告をGitHubに送信 | ツールに不具合を見つけたとき |
| ★ | /shortcuts | ショートカットパネルの表示切替 | キーボードショートカットをその場で確認したいとき |
| ★ | /policies | ポリシーを管理 | 適用中のポリシーを確認するとき |
/policies list | モード別にアクティブなポリシーを一覧表示 | どんな制約が適用されているか確認 | |
| ★ | /privacy | プライバシー通知を表示 | データの取り扱いを確認するとき |
4️⃣ 「コマンド」と「ツール」の違いに注意!
Gemini CLIを使う上で非常に重要なポイントです。
- スラッシュコマンド (
/で入力): 人間がAIの「状態」を操作するもの。(例:/clearで履歴消去、/initで設定作成) - ツール (AIが自動実行): AIが「目的」を達成するために使う能力。(例:Google検索、ファイル読み書き、シェル実行)
AIに何かをさせたい時は、コマンドを打つのではなく**「〜を検索して」「〜を修正して」と自然言語で指示する**のが正しい使い方です。
5️⃣ おすすめコマンド TOP10
実戦で本当に役立つコマンドを厳選しました。
| 順位 | コマンド | 理由 |
|---|---|---|
| 🥇 | /init | プロジェクトを分析して GEMINI.md を自動作成。AIの回答精度が大きく上がります。 |
| 🥈 | /memory add | 「コメントは右側に書いて」などのルールをその場で追加。GEMINI.mdを毎回編集する手間が省けます。 |
| 🥉 | /resume | 昨日の会話をすぐに再開。コンテキストを引き継げます。 |
| 4 | /chat save/resume | 重要な会話にタグを付けて保存・再開。/resume(自動保存)との使い分けが重要です。 |
| 5 | /compress | 長い会話を要約してトークンを節約。レスポンス速度も改善されます。 |
| 6 | /ide enable | VSCodeとの連携をオン。エディタで開いているファイルをCLIが自動認識します。 |
| 7 | /tools | 今使える機能(検索、シェル等)を確認。何ができるか迷ったらこれ。 |
| 8 | /rewind | 失敗した地点まで会話を巻き戻す。やり直しの手間を省けます。 |
| 9 | /stats session | 今のセッションのトークン消費量を確認。コスト管理に役立ちます。 |
| 10 | /mcp list | 接続済みのMCPサーバーを確認。外部連携が正常に動いているか一目でわかります。 |
6️⃣ キーボードショートカット完全一覧
スラッシュコマンドと同様に重要なのがキーボードショートカットです。マウスを使わずに操作でき、作業効率に直結します。
| おすすめ度 | ショートカット | 機能 | 使いどころ |
|---|---|---|---|
| ★★★ | Enter | メッセージを送信 | プロンプト入力後、常時 |
| ★★★ | Ctrl+Enter | 改行(送信しない) | 複数行のプロンプトを書くとき |
| ★★★ | Up / Down | プロンプト履歴をサイクル | 直前に打ったコマンドを再利用するとき |
| ★★★ | Ctrl+L | 画面をクリア | /clearと同等。画面を素早く整理したいとき |
| ★★★ | Ctrl+C | アプリケーションを終了 | 作業を終えるとき(/quitと同等) |
| ★★★ | Ctrl+Y | YOLOモードの切替 | 全操作を自動承認して作業を全自動で進めたいとき |
| ★★ | Shift+Tab | 編集の自動承認を切替 | ファイル変更を都度確認するか自動承認するかを切替 |
| ★★ | Ctrl+S | テキストコピーの選択モードに入る | Geminiの出力から特定の文字列をコピーしたいとき |
| ★★ | Alt+Left / Right | 入力内の単語間ジャンプ | 長いプロンプトの途中を素早く編集するとき |
| ★ | Ctrl+X | 外部エディタで入力を開く | 長い入力を好みのエディタで書いてから送信するとき |
| ★ | Page Up / Down | 画面を上下スクロール | 長い出力を読み返したいとき |
| ★ | Esc | 操作をキャンセル / 入力をクリア(ダブルプレス) | 誤入力のリカバリや処理を途中でキャンセルするとき |
特に知っておきたいショートカット
Ctrl+Y(YOLOモード)
ファイル編集やシェルコマンド実行のたびに「承認しますか?」と聞いてくるのが煩わしいとき、Ctrl+YでYOLOモードをオンにするとすべての操作が自動承認されます。Gitで元に戻せる状態にしてから使うのがお勧めです。
Shift+Tab(自動承認切替)
ファイル編集の承認モードを切り替えます。YOLOモードほど全部ではなく、編集操作だけ自動承認したいときに使います。
Ctrl+Enter(改行)
Gemini CLIではEnterで即送信されるため、複数行のプロンプトを書くにはCtrl+Enterで改行する必要があります。長い指示文を書くときに必須です。
7️⃣ ターミナル版(CLI)とVSCode版の使い分け
| シーン | 推奨ツール | 理由 |
|---|---|---|
| 自律的な実装・リサーチ | ターミナル(CLI) | /init や /memory でAIを教育でき、自律性が高い |
| 会話の要約・リセット | ターミナル(CLI) | /compress や /clear で詳細に制御できる |
| 環境構築・CI/CD設定 | ターミナル(CLI) | /setup-github や直接のコマンド実行が可能 |
| ちょっとしたコード相談 | VSCode版 | 選択して右クリックで済むため手軽 |
8️⃣ まとめ
今回学んだこと
- ✅ Gemini CLIのスラッシュコマンドは全部で34個。多くのコマンドにサブコマンドがあり、実際の機能はさらに豊富。
- ✅
/chatはlist/save/resume/delete/shareの5サブコマンドを持つ強力な会話管理機能。 - ✅
/memory addでその場からルールを追加できるため、GEMINI.mdを逐一編集する手間が省ける。 - ✅
Ctrl+Y(YOLOモード)とShift+Tab(自動承認切替)を使いこなすと、作業が大幅にスムーズになる。 - ✅ 会話が長くなったら
/compressで整理するのがコツ。
まずはターミナルで /help を入力して、今のあなたのGemini CLIで何ができるか眺めてみることから始めてみましょう!
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