GitHubでリポジトリを作成する方法は大きく分けて2つあります。ブラウザを使ったGUI操作と、GitHub CLIを使ったコマンドライン操作です。この記事では、実際のPythonプロジェクトを例に、両方の方法を詳しく解説します。
前提条件
- GitHubアカウントを持っている
- Gitがインストール済み
- ローカルにプロジェクトフォルダがある
今回は以下のような構成のPythonプロジェクトを例にします:
C:\my-local\my-python\
├── claude_chat_exporter/
│ ├── exporter.py
│ ├── README.md
│ └── output/
├── .gitignore
├── README.md
└── requirements.txt方法1: GUIでリポジトリ作成(ブラウザ)
ステップ1: GitHubでリポジトリを作成
- https://github.com/new にアクセス
- 以下を入力:
- Repository name:
my-python - Description: 個人用Pythonツール集
- Public/Private: 任意で選択
- Repository name:
- 重要: 「Add a README file」のチェックは外す
- ローカルに既にREADME.mdがある場合、競合を防ぐため
- 「Create repository」をクリック
ステップ2: ローカルリポジトリを初期化
コマンドプロンプトまたはターミナルで:
cd C:\my-local\my-python
# Gitリポジトリを初期化
git init
# すべてのファイルをステージング
git add .
# 初回コミット
git commit -m "Initial commit: Add claude_chat_exporter"ステップ3: GitHubにプッシュ
GitHubのリポジトリページに表示されるコマンドを実行:
# ブランチ名をmainに変更
git branch -M main
# リモートリポジトリを追加
git remote add origin https://github.com/YOUR_USERNAME/my-python.git
# プッシュ
git push -u origin mainステップ4: 認証(初回のみ)
プッシュ時に認証が求められます。
Personal Access Token(推奨)
- GitHub Settings → Developer settings → Personal access tokens → Tokens (classic)
- 「Generate new token」をクリック
- Note:
my-python-repo - Expiration: 任意(推奨: 90 days)
- Select scopes: repo にチェック
- 「Generate token」をクリック
- トークンをコピー(画面を離れると二度と見れない)
- プッシュ時のパスワード欄にトークンを貼り付け
メリット・デメリット
メリット:
- ビジュアル的で分かりやすい
- 初心者にも扱いやすい
- 設定項目が一目で確認できる
デメリット:
- ブラウザとコマンドラインを行き来する必要がある
- 認証情報を毎回入力する必要がある(トークンを保存しない場合)
- 複数リポジトリを連続で作成する場合は非効率
方法2: GitHub CLIでリポジトリ作成
GitHub CLI(ghコマンド)を使うと、すべてコマンドラインで完結します。
ステップ1: GitHub CLIをインストール
Windowsの場合:
winget install GitHub.cliインストール後、コマンドプロンプトを再起動してください。
macOS/Linuxの場合は公式ドキュメントを参照してください。
GitHub CLIの詳細なインストール手順やトラブルシューティングは「GitHub CLI完全ガイド:コマンドラインでGitHub操作を効率化」をご覧ください。
ステップ2: GitHub CLIで認証
gh auth login対話形式で以下を選択:
GitHub.comHTTPSLogin with a web browser
ワンタイムコードが表示されるので、ブラウザでGitHubにログインして入力します。
重要: コードには有効期限があるため、表示されたらすぐに入力してください。
ステップ3: 一発でリポジトリ作成&プッシュ
# プロジェクトフォルダに移動
cd C:\my-local\my-python
# Gitリポジトリ初期化(未初期化の場合)
git init
git add .
git commit -m "Initial commit: Add claude_chat_exporter"
# GitHub上にリポジトリを作成し、同時にプッシュ
gh repo create my-python \
--public \
--description "個人用Pythonツール集" \
--source=. \
--pushこれだけで完了です!
オプション詳細
gh repo create <リポジトリ名> [オプション]| オプション | 説明 |
|---|---|
--public | 公開リポジトリとして作成 |
--private | プライベートリポジトリとして作成 |
--description "説明" | リポジトリの説明文 |
--source=. | 現在のディレクトリをソースとして使用 |
--push | 作成後すぐにプッシュ |
--gitignore Python | Python用の.gitignoreを自動生成 |
--license mit | MITライセンスを追加 |
メリット・デメリット
メリット:
- すべてコマンドラインで完結
- 認証情報を保存するため、以降の操作がスムーズ
- 複数リポジトリを短時間で作成できる
- スクリプト化・自動化が可能
デメリット:
- 初回のCLIインストールと認証が必要
- コマンドに慣れるまで時間がかかる
- GUIほど直感的ではない
両方法の比較表
| 項目 | GUI(ブラウザ) | CLI(gh コマンド) |
|---|---|---|
| 初期セットアップ | 不要 | CLIインストールと認証が必要 |
| 操作の直感性 | ⭐⭐⭐⭐⭐ | ⭐⭐⭐ |
| 作業効率 | ⭐⭐⭐ | ⭐⭐⭐⭐⭐ |
| 認証の便利さ | ⭐⭐ | ⭐⭐⭐⭐⭐ |
| 自動化の可能性 | ⭐ | ⭐⭐⭐⭐⭐ |
| 学習コスト | 低い | 中程度 |
どちらを選ぶべきか?
GUIがおすすめな人
- GitやGitHubを始めたばかり
- たまにしかリポジトリを作成しない
- ビジュアル的な操作が好き
- コマンドラインに慣れていない
CLIがおすすめな人
- 頻繁にリポジトリを作成する
- 開発作業をコマンドラインで行っている
- 効率性を重視する
- GitHubの他の操作(Issue、PR作成など)もCLIで行いたい
実際の使い分け
私の場合、以下のように使い分けています:
- 個人の小規模プロジェクト: GitHub CLI(速い)
- チームでの新規プロジェクト: GUI(設定を確認しながら慎重に)
- 学習目的: GUI(プロセスを理解するため)
次のステップ
リポジトリ作成後の日常的な操作については、以下の記事も参考にしてください:
- GitHub CLI完全ガイド:コマンドラインでGitHub操作を効率化

- Claudeチャットを資産化!エクスポートデータを整形するPythonツール

まとめ
GitHubリポジトリの作成方法を2つ紹介しました:
- GUIでの作成: 直感的で分かりやすい
- GitHub CLIでの作成: 効率的で自動化可能
どちらもメリット・デメリットがあるため、自分の作業スタイルに合った方法を選択してください。個人的には、GitHub CLIに慣れると作業効率が大幅に向上するので、ぜひ試してみることをおすすめします。
GitHub CLIを使いこなせば、リポジトリ作成だけでなく、Issue管理やPull Request作成などもコマンドラインで効率的に行えるようになります。
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