はじめに
Claude Desktop + GitHub MCP(Model Context Protocol) を使えば、あなたのGitHubリポジトリ全体をClaudeから直接操作できます。
この記事では、完全初心者でも30分でセットアップできるよう、すべての手順を画像付きで詳しく解説します。
2026年6月更新: MCPは2025年12月にAnthropicからLinux Foundation(Agentic AI Foundation)に寄贈され、オープンスタンダードとして管理されるようになりました。GitHub公式のMCPサーバーも大幅に進化しており、本記事では最新の設定方法を解説します。
🎯 このセットアップで得られるもの
セットアップ完了後、以下のことが可能になります:
✅ ファイルサイズ制限なし(プロジェクト機能の4KB制限を回避)
✅ リポジトリ全体にリアルタイムアクセス
✅ ファイルの読み書き・編集
✅ Issue/PR管理
✅ 常に最新版を参照
✅ プライベートリポジトリにもアクセス可能具体的な活用例
あなた: 「caytech-blog-repoのscripts/publish.jsの行742-766を確認して」
Claude:
[GitHub MCPでリポジトリから最新版を取得]
[35KB全文を確認]
「複数スラッグ対応が正しく実装されています...」プロジェクトファイルの4KB制限から完全に解放されます!
詳しい問題背景はこちら:

📋 事前準備
必要なもの
| 項目 | 要件 | 備考 |
|---|---|---|
| OS | Windows 10/11 | Mac/Linuxも対応 |
| Node.js | 18以上 | 未インストールでもOK |
| GitHubアカウント | 必須 | 無料アカウントでOK |
| Claudeプラン | Pro以上 | Free版は非対応 |
所要時間
- 初めての方: 約30分
- 経験者: 約10分
🚀 ステップ1: Node.jsインストール
すでにNode.jsがインストールされている方はステップ2へ。
1-1. Node.jsのダウンロード
- Node.js公式サイトにアクセス
- 「LTS(推奨版)」 をクリックしてダウンロード
1-2. インストール
- ダウンロードした
.msiファイルを実行 - すべてデフォルト設定で「Next」をクリック
- 「Automatically install the necessary tools」に✅チェック
- インストール完了まで待機
1-3. 確認
コマンドプロンプトを開いて確認:
node --version
npm --version
# 10.x.x のように表示されればOK📥 ステップ2: Claude Desktopアプリのインストール
2-1. ダウンロード
- Claude公式サイトにアクセス
- Windows版をダウンロード
2-2. インストール
- ダウンロードした
.exeファイルを実行 - インストーラーの指示に従う
- Claude.aiアカウントでログイン
🔑 ステップ3: GitHub Personal Access Token (PAT) の作成
2026年現在、GitHubのトークンにはClassic PATとFine-grained PATの2種類があります。よりセキュアなFine-grained PATの使用を推奨します。
Fine-grained PAT(推奨)の作成方法
3-1. GitHubにアクセス
- GitHub Settings - Fine-grained tokensにアクセス
- 「Generate new token」 をクリック
3-2. トークンの設定
| 項目 | 設定値 |
|---|---|
| Token name | Claude Desktop MCP |
| Expiration | 任意の期限(セキュリティのため90日推奨) |
| Repository access | All repositories または特定のリポジトリ |
Permissions(権限):
| 権限カテゴリ | 設定値 |
|---|---|
| Contents | Read and write |
| Issues | Read and write |
| Pull requests | Read and write |
| Metadata | Read-only(自動付与) |
| Workflows | Read and write(GitHub Actionsを使う場合) |
3-3. トークンをコピー
- 「Generate token」 をクリック
- 表示されたトークン(
github_pat_xxxxxxxxxxxx)をコピー - 必ず安全な場所に保存(二度と表示されません)
Classic PAT(従来の方法)を使う場合
Classic PATを使う場合はGitHub Settings - Tokens (classic)から作成し、以下のスコープにチェックを入れてください:
✅ repo (Full control of private repositories)
✅ workflow (Update GitHub Action workflows)
✅ read:org
✅ user:email注意: Classic PATはアカウント全体の権限になります。Fine-grained PATの方がリポジトリ単位で権限を絞れるため、セキュリティ上優れています。
⚠️ 重要: このトークンはパスワード同様に重要です。他人に見せたり、公開リポジトリにコミットしないでください。
⚙️ ステップ4: Claude Desktop設定ファイルの編集
2026年現在、設定方法が3つあります。用途に合わせて選んでください。
方法A: GitHub公式MCPサーバー(npx・推奨)
GitHub社が公式メンテナンスするMCPサーバー(github/github-mcp-server)を使う方法です。
4-1. 設定ファイルを開く
エクスプローラーから:
Windowsキー +Rを押す%APPDATA%\Claudeと入力してEnterclaude_desktop_config.jsonを右クリック- 「プログラムから開く」→「メモ帳」または「VSCode」
コマンドプロンプトから:
notepad %APPDATA%\Claude\claude_desktop_config.json4-2. 設定内容を記述
ファイルが空の場合は、以下をそのままコピー&ペースト:
{
"mcpServers": {
"github": {
"command": "npx",
"args": ["-y", "@modelcontextprotocol/server-github"],
"env": {
"GITHUB_PERSONAL_ACCESS_TOKEN": "YOUR_TOKEN_HERE"
}
}
}
}重要: YOUR_TOKEN_HERE を、ステップ3でコピーした実際のトークンに置き換えてください。
方法B: GitHub公式MCPサーバー(Docker版)
Dockerがインストールされている場合、Dockerイメージを使った方法も利用できます。Node.jsなしで動作し、環境を汚染しないメリットがあります。
{
"mcpServers": {
"github": {
"command": "docker",
"args": [
"run", "-i", "--rm",
"-e", "GITHUB_PERSONAL_ACCESS_TOKEN",
"ghcr.io/github/github-mcp-server"
],
"env": {
"GITHUB_PERSONAL_ACCESS_TOKEN": "YOUR_TOKEN_HERE"
}
}
}
}前提: Docker Desktopのインストールと起動が必要です。
方法C: Desktop Extensions(ワンクリック・最も簡単)
2026年から利用可能になった**Desktop Extensions(.dxt形式)**を使えば、JSONの編集なしにワンクリックでインストールできます。
- Claude Desktop上でExtensionsギャラリーを開く
- 「GitHub」を検索
- インストールボタンをクリック
- GitHub認証を完了
注意: Desktop Extensionsは
.dxt(旧)→.mcpb形式(新)に移行中です。どちらも対応しています。
4-3. 設定ファイルの保存(方法A・Bの場合)
Ctrl + S で保存して、ファイルを閉じます。
🔄 ステップ5: Claude Desktopを再起動
- Claude Desktopを完全に終了
- ウィンドウを閉じるだけでなく、タスクトレイのアイコンも右クリック→「終了」
- Claude Desktopを起動
✅ ステップ6: 動作確認
6-1. 新しいチャットを開始
Claude Desktopで新しいチャットを作成します。
6-2. テスト
以下のように質問してみてください:
私のGitHubリポジトリ一覧を表示してくださいまたは
caytech-blog-repoリポジトリの構造を教えてください6-3. 成功の確認
Claudeが以下のように応答すれば成功です:
- 🔨 ハンマーアイコンが表示される
- GitHubリポジトリ情報が取得される
- ファイル一覧が表示される
🎉 セットアップ完了!
おめでとうございます!これでClaude DesktopからGitHubリポジトリ全体にアクセスできるようになりました。
💡 実際の使い方
📂 ファイルを読む
caytech-blog-repoの「scripts/publish.js」の内容を全て表示してください→ 35KB全文が表示されます ✅
📝 複数ファイルを確認
以下のファイルを確認して、全体の構造を教えてください:
- scripts/publish.js
- scripts/check-posts.js
- readme/USAGE.md🔍 コードレビュー
publish.jsの行742-766の複数スラッグ対応が
正しく実装されているか確認してください📊 リポジトリ全体の分析
caytech-blog-repoの全体構造を分析して、
改善点を提案してください📥 Issueを作成
「publish.js複数スラッグ対応の実装完了」という
Issueを作成してください🔄 最新の変更を確認
caytech-blog-repoの最近のコミット履歴を表示して、
どんな変更があったか教えてください🛠️ トラブルシューティング
❌ 「Could not connect to MCP server」エラー
原因1: Node.jsが正しくインストールされていない
node --version
npm --version
# 両方が表示されればOK表示されない場合は、ステップ1に戻ってNode.jsを再インストールしてください。
原因2: トークンが間違っている
claude_desktop_config.jsonのトークンを再確認- GitHubで新しいトークンを作成し直す
原因3: 設定ファイルのJSON形式が間違っている
- カンマ、括弧の位置を確認
- JSONLintで検証
❌ ハンマーアイコンが表示されない
- Claude Desktopを完全に終了
- タスクマネージャーで「Claude」プロセスが残っていないか確認
- Claude Desktopを再起動
❌ ファイルが読めない
スコープ不足の可能性
GitHubでトークンの権限を再確認:
repoスコープが✅チェックされているか- トークンが有効期限切れになっていないか
💰 料金について
| 項目 | 料金 |
|---|---|
| Claude Desktop | Proプラン料金のみ($20/月) |
| GitHub MCP Server | 無料 ✅ |
| GitHub API | 無料(5000リクエスト/時) |
追加料金は一切かかりません。
📊 トークン消費について
重要な事実
claude.ai (Web) + Claude Desktop + Claude Code
↓
同じアカウント
↓
同じusage limit(5時間ごとに約44,000トークン)GitHub MCPのトークン消費
GitHubリポジトリ全体のサイズは直接的には影響しません
重要なのは:
- MCPツールの定義:約5,000トークン(常時)
- 実際に取得したファイル:内容次第
実例
リポジトリサイズ: 数MB
↓
MCPツール定義: 約5,000トークン
publish.js読み込み: 約8,000トークン(35KB)
↓
合計: 約13,000トークン(Proプランの約30%)🎯 次のステップ
セットアップが完了したら、Claude Desktopを最大限に活用しましょう:

📚 関連記事

- 【まとめ記事】Claude Desktop完全攻略ロードマップ|MCP設定・GitHub連携・活用術を体系的に学ぶ

📝 まとめ
セットアップの流れ
1. Node.jsインストール(10分)
↓
2. Claude Desktopインストール(5分)
↓
3. GitHub PATを作成(5分)
↓
4. 設定ファイル編集(5分)
↓
5. 再起動&確認(5分)
↓
✅ 完了!得られたメリット
- ✅ ファイルサイズ制限なし
- ✅ リポジトリ全体にアクセス
- ✅ 常に最新版を参照
- ✅ ファイルの読み書き
- ✅ Issue/PR管理
- ✅ プライベートリポジトリ対応
よくある質問
Q: プロジェクトファイルはまだ使えますか?
A: はい。小さなドキュメントファイル(README.mdなど)にはプロジェクトファイルが便利です。大きなコードファイルはGitHub MCPを使いましょう。
Q: 複数のリポジトリにアクセスできますか?
A: はい。同じGitHubアカウントで管理している全てのリポジトリ(プライベート含む)にアクセスできます。
Q: トークンを更新したい場合は?
A: GitHubで新しいトークンを作成し、claude_desktop_config.jsonのトークンを更新して、Claude Desktopを再起動してください。
Q: Fine-grained PATとClassic PATの違いは?
A: Fine-grained PATは特定のリポジトリと権限に絞った最小権限を付与できます。Classic PATはアカウント全体に権限が及ぶため、セキュリティ的にFine-grained PATの使用を推奨します。Fine-grained PATのトークンはgithub_pat_で始まります。
Q: Desktop Extensionsを使えばJSON設定は不要ですか?
A: はい。Desktop Extensions(.dxt/.mcpb形式)を使えば、JSONファイルの編集なしにワンクリックでインストールできます。ただし、Claude Desktopのバージョンが対応している必要があります。
Q: MCPはAnthropicが管理しているの?
A: 2025年12月に、AnthropicはMCPをLinux Foundation傘下のAgentic AI Foundation(AAIF)に寄贈しました。現在はオープンスタンダードとして、Anthropic・OpenAI・Block等が共同で標準化を進めています。
参考リンク
- Claude公式ドキュメント
- Model Context Protocol 公式サイト
- GitHub MCP Server 公式リポジトリ
- GitHub MCP Server セットアップガイド(GitHub公式)
- Agentic AI Foundation(MCP標準化団体)
- Node.js公式サイト
- Desktop Extensions(DXT)について
更新履歴
- 2026-06-20: Node.js要件をv18以上に更新、Fine-grained PAT推奨を追加、GitHub公式MCPサーバー(npx/Docker)・Desktop Extensions対応を追加、MCPエコシステムの最新動向を追記
- 2026-01-24: 初版公開
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